グラディス・ナイト(1997年)
グラディス・ナイト (Gladys Knight 、1944年 5月28日 - )は、アメリカ 、ジョージア州 アトランタ 出身の黒人女性歌手 。「グラディス・ナイト&ザ・ピップス」として1960年代 -1970年代 にかけて人気を誇り、1996年 にロックの殿堂 入りを果たした。
ソウルの女帝 (The Empress of Soul)の異名を持ち、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー 」において第51位[ 1] 。
概要
7歳のときにのど自慢大会で優勝したのをきっかけに、兄弟といとことでピップスを結成する。1961年 にデビューし、R&B 界で数々のヒットを放ったが、飛躍を求めて1966年 にモータウン と契約。1967年 の「悲しいうわさ (I Heard it Through the Grapevine)」が全米2位を記録し、幅広い人気を獲得した。1973年 にはブッダ・レーベルに移籍、「夜汽車よ! ジョージアへ (Midnight Train to Georgia)」は全米1位を記録する最大のヒットとなり、その後もヒットを連発して人気はピークを迎えた。
しかし、レコード会社との契約の問題からピップスとの活動が凍結していまい、しばらくはソロ活動を余儀なくされるが、1986年 にバート・バカラック とキャロル・ベイヤー・セイガー のライティングコンビによるディオンヌ・ワーウィック 、エルトン・ジョン 、スティーヴィー・ワンダー とディオンヌ&フレンズとして、として共演した「愛のハーモニー 」の大ヒットで再び脚光を浴び、ピップスも復活した。
1989年に公開された映画『007 消されたライセンス 』の主題歌「消されたライセンス 」はイギリスの『ミュージック・ウィーク』誌では、最高位6位を獲得した。
1996年に「グラディス・ナイト&ザ・ピップス」としてロックの殿堂 入りを果たし、授賞式でのプレゼンターをマライア・キャリー が務めた。
1990年代 以降はソロとして精力的に活動を続け、2002年 には、グラミー賞 の最優秀トラディショナルR&B歌唱賞を獲得している。
2019年 2月3日 、地元アトランタのメルセデスベンツ・スタジアム で行われた第53回スーパーボウル にて国歌 独唱を行う。
日本公演
1月22日 中野サンプラザ 、23日 東京郵便貯金会館 、26日 フェスティバルホール 、28日 中野サンプラザ
3月10日 渋谷公会堂 、11日 神奈川県立県民ホール 、12日 中野サンプラザ 、14日,23日 東京厚生年金会館
ディスコグラフィ
ビルボード・ナンバーワン・R&Bアルバム
『さよならは悲しい言葉』 - Neither One of Us (1973年) ※グラディス・ナイト&ザ・ピップス名義
『イマジネーション』 - Imagination (1973年) ※グラディス・ナイト&ザ・ピップス名義
『クローディン』 - Claudine (1974年) ※グラディス・ナイト&ザ・ピップス名義
『アイ・フィール・ア・ソング』 - I Feel a Song (1974年) ※グラディス・ナイト&ザ・ピップス名義
『オール・アワ・ラヴ』 - All Our Love (1987年) ※グラディス・ナイト&ザ・ピップス名義
『グッド・ウーマン』 - Good Woman (1991年)
脚注
外部リンク