『クラックリン』(Cracklin')は、アメリカ合衆国のジャズ・ドラマー、ロイ・ヘインズが1963年に録音・発表したスタジオ・アルバム。
解説
「スクーチー」は本作に参加したブッカー・アーヴィンのオリジナル曲で、本作に先がけてテディ・チャールズやホレス・パーラン(前者の録音にはアーヴィンも参加)による録音も残されている[2]。ロニー・マシューズ(英語版)とラリー・リドレイは、ヘインズが1963年9月に録音したアルバム『シンバリズム』でも、引き続きサイドマンを務めた[1]。
収録曲のうち「ハニーデュー」と「ドリアン」は、45回転シングル(Prestige 45-264)としても発売された[1]。また、1980年に「ロイ・ヘインズ・アンド・ブッカー・アーヴィン」名義で発売されたアルバム『Bad News Blues』は、本作と同内容である[3]。
スコット・ヤナウはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「アーヴィンのソウルフルな一方で先進的でもある独特のサウンドが、存分に披露されている」と評している[4]。
収録曲
- スクーチー - "Scoochie" (Booker Ervin) - 5:53
- ドリアン - "Dorian" (Ronnie Mathews) - 6:48
- スケッチ・オブ・メルバ - "Sketch of Melba" (Randy Weston) - 7:37
- ハニーデュー - "Honeydew" (R. Mathews) - 3:46
- パリの空の下 - "Under Paris Skies" (Hubert Giraud) - 7:40
- バッド・ニュース・ブルース - "Bad News Blues" (Roy Haynes) - 6:50
参加ミュージシャン
脚注
外部リンク