キーラン・ティアニー(Kieran Tierney, 1997年6月5日 - )は、イギリス王室属領マン島・ダグラス出身のサッカー選手。プレミアリーグ・アーセナルFC所属。ポジションはディフェンダー(LSB)。スコットランド代表。
王室属領マン島のダグラス出身。セルティックFCユースチームを経て、2014年2月14日、セルティックFCとプロ契約を締結した[1]。
2019年8月8日、アーセナルFCと長期契約を締結したことが発表された[2]。移籍金は2500万ポンドで5年契約と報じられた[3]。移籍当初はホームシックに苦しむも[4]。2019年9月24日、EFLカップのノッティンガム・フォレスト戦でアーセナルデビューを果たした[5]。2020年7月26日、プレミアリーグのワトフォード戦でアーセナル移籍後初ゴールを決めた[6]。2019-20シーズンは開幕当初、そして中盤戦は負傷に苦しんだが、復帰以降はコンスタントに出場。アーセナルにとって重要な戦力となった[7]。
2021年6月25日、アーセナルと長期の契約延長を締結したことが公式発表された[8]。報道によると契約期間は5年[9]。2022年3月31日、代表戦から復帰後の練習で膝に違和感を覚えたため検査をしたところ左膝を損傷していることが判明。手術を要する大怪我で2021-22シーズン残りを欠場することが発表された[10]。
2023年8月27日、レアル・ソシエダに1シーズンのローン移籍することが公式発表された[11]。
U-19スコットランド代表を経て、2016年3月29日、デンマーク戦でA代表デビューを果たした[12]。2021年5月19日、UEFA EURO 2020に向けた代表メンバーに招集された[13]。EURO2020では、初戦のチェコ戦で試合前に急遽負傷による欠場が発表されたが[14]、その後のイングランド戦、クロアチア戦では先発フル出場した[15][16]。
2024年6月7日、EURO2024に向けた代表メンバーに招集された[17]。同大会では開幕戦となるドイツ代表戦、スイス代表戦と二戦連続で先発出場したが、スイス戦において左ハムストリングを負傷し代表メンバーから離脱となった[18]。
セルティックの下部組織時代の10歳の頃に、当時トップチームでプレーしていた元日本代表の中村俊輔からもらったスパイクが宝物であると述べている[19][注 1]。また初めて観戦したオールドファームは2008年4月16日の試合で、中村が約30メートルのゴールを決めている[20][21]。
レアル・ソシエダでは日本代表の久保建英と同僚になったが、ティアニーと久保はサン・セバスティアン内の同じ通りに住んでいる[22]。