ガールズ (Girls) は、かつてアメリカ合衆国サンフランシスコで活動していたインディー・ロック・バンド 。クリストファー・オウエンスとチェット"JR"ホワイトによる男性2人組で、2007年から2012年まで活動していた。
来歴
幼年期をカルト教団チルドレン・オブ・ゴッド(現・ファミリー・インターナショナル)で過ごしたクリストファー・オウエンス(Christopher Owens)は、16歳で教団から逃亡しスクワット生活をしながらパンク・シーンに没頭するようになる。その後、サンフランシスコに移り住み、チェット"JR"ホワイト(Chet "JR" White)と音楽を作るようになった[1]。
2009年、ファースト・アルバム『アルバム』をTrue Panther Soundsからリリース。インディー・シーンから高い評価を受け、音楽メディアが発表する年間ベスト・アルバムのリストにて『スピン』誌で5位[2]、ピッチフォークで10位となった[3]。
2010年、EP『ブロークン・ドリームズ・クラブ』をリリース。
2011年、セカンド・アルバム『ファーザー、サン、ホーリー・ゴースト』をリリース。前作を上回る高い評価を受け、海外メディアのアルバム・レビューでは軒並み高得点をたたき出した。各メディアの年間ベスト・アルバム・リストでは『スピン』誌、ピッチフォークで5位[4][5]、『Paste』誌で13位[6]、『NME』で26位となった[7]。
2012年7月2日、クリストファー・オウエンスがツイッターで「個人的な理由でガールズから離れる」と発表し、ガールズの活動は終了した[8]。
その後、クリストファー・オウエンスはソロ・アーティストとして活動し、チェット"JR"ホワイトは音楽プロデューサーとしてCass McCombsやTobias Jesso Jr.の作品に携わった。
2020年10月18日にチェット"JR"ホワイトが亡くなったことが報じられた[9]。クリストファー・オウエンスはツイッターで「君がもたらしてくれたものに感謝している いつまでも誇りに思う」と追悼の意を表した[10]。
メンバー
- クリストファー・オウエンス (Christopher Owens)
- チェット"JR"ホワイト (Chet "JR" White)
ディスコグラフィ
スタジオ・アルバム
- 『アルバム』 - Album (2009年) ※全米136位
- 『ファーザー、サン、ホーリー・ゴースト』 - Father, Son, Holy Ghost (2011年) ※全米37位、全英119位
EP
- 『ブロークン・ドリームズ・クラブ』 - Broken Dreams Club (2010年)
来日公演
- 2010年
- 2011年
- 10月27日 東京 渋谷duo music exchange
脚注
外部リンク