カール・ヴィルヘルム・ラインムート(Karl Wilhelm Reinmuth, 1892年4月4日 - 1979年5月6日)は、ドイツの天文学者。
経歴
彼は1912年から1957年までハイデルベルクのケーニッヒシュトゥール天文台に勤務。
研究内容・業績
その発見の中でも特筆すべきは、アポロ群の天体である(1862)アポロと(69230)ヘルメスを発見したこと、トロヤ群の天体である(911)アガメムノン、(1143)オデュッセウス、(1172)アエネアス、(1173)アンキセス、(1208)トロイルス、(1404)アヤックス、(1437)ディオメデス、(1749)テラモンを発見したことである。
小惑星番号の1227番から1234番までは、すべてラインムートの発見した小惑星で、この頭文字を番号順に並べると、"GSTRACKE"となる。これはドイツの天文学者グスタフ・シュトラッケ (G. Stracke) のことであるが、シュトラッケは自分の名前を小惑星の名前にしないように求めていたため、彼の意思を尊重してこのような形になった。これらは1230番(アメリカのアマチュア天文学者ヒュー・ライスにちなむ)を除き植物の属名から命名されている。
命名した惑星関連
また、彼の発見した小惑星の一つである(5535)アンネフランク(命名はG. Aikman)には、2002年にスターダスト探査機が接近し、間近から観測している。
関連項目
脚注