カール・ダイセロス

Karl Deisseroth
カール・ダイセロス
カール・ダイセロス(2022)
生誕 (1971-11-18) 1971年11月18日(53歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 マサチューセッツ州ボストン
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
研究分野 神経科学精神医学
研究機関 スタンフォード大学
カロリンスカ研究所
出身校 ハーバード大学
スタンフォード大学
指導教員 Richard Tsien, Robert Malenka
博士課程
指導学生
フェン・チャン
主な業績 光遺伝学
影響を
与えた人物
加藤英明
主な受賞歴 ガードナー国際賞(2018)
アルバート・ラスカー基礎医学研究賞(2021)
ルイザ・グロス・ホロウィッツ賞(2022)
プロジェクト:人物伝
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カール・アレキサンダー・ダイセロス(Karl Alexander Deisseroth, 1971年11月18日 - )は、アメリカ合衆国医学者(精神医学、行動科学)、精神科医スタンフォード大学教授。光遺伝学の第一人者として知られる。

来歴

マサチューセッツ州ボストン生まれ。ハーバード大学を卒業後、スタンフォード大学大学院から1998年に神経科学のPh.D.を取得、2000年にMDを取得した。スタンフォード大学のポスドクを経て、2001年に助手となり、2004年に助教授、2012年に教授に就任した。また2009年からハワード・ヒューズ医学研究所研究員を兼任している。 2014年から2019年までカロリンスカ研究所教授を務めた。

また創薬のためのベンチャー企業を設立し、臨床医として気分障害や自閉スペクトラム症患者の診察と治療にあたっている。

業績

緑藻類クラミドモナスの一種が持つ、光感受性膜タンパク質であるチャネルロドプシン英語版(ChR)に着目し、哺乳類の脳内でも光に反応するように改良し、神経活動をミリ秒単位で制御することを可能にする光遺伝学を確立させ、脳内の各領域がどのような機能と行動を担っているかを解明する新たな学問領域を創成した。これにより、人間の脳の病気に対する新たな可能性が開かれた。

受賞歴

著書

  • 『「こころ」はどうやって壊れるのか 最新「光遺伝学」と人間の脳の物語(原題 PROJECTIONS A STORY OF HUMAN EMOTIONS)』 大田直子訳、光文社 2023年 ISBN 978-4-334-96261-6

出典

  1. ^ Breakthrough Prize”. Breakthrough Prize. March 1, 2016閲覧。
  2. ^ 2018 Gairdner karl-deisseroth”. September 1, 2023閲覧。
  3. ^ Kyoto Prize, Inamori Foundation” (英語). Kyoto Prize, Inamori Foundation. March 13, 2019閲覧。 karl-deisseroth-wins-kyoto-prize-for-optogenetics.html” (May 31, 2017). September 1, 2023閲覧。
  4. ^ Hofschneider, Mark. “Light-sensitive microbial proteins and optogenetics”. Lasker Foundation. December 13, 2021閲覧。
  5. ^ Louisa Gross Horwitz Prize 2022
  6. ^ 日本国際賞に中沢氏と萩本氏ら 光ファイバーの長距離化に貢献”. 朝日新聞デジタル (2023年1月24日). 2023年1月24日閲覧。

参考文献

  • 「現代外国人名録 2024」 日外アソシエーツ 2023年

外部リンク