カルロス・フェルナンド・コーポラン(Carlos Fernando Corporan , 1984年1月7日 - )は、プエルトリコ・ハト・レイ出身のプロ野球選手(捕手)。右投両打。現在は、MLBのシカゴ・カブス傘下に所属している。
経歴
プロ入り前
2001年のMLBドラフトでアナハイム・エンゼルスから29巡目(全体869位)指名されたが、フロリダ・ゲートウェイ大学へ進学した。
プロ入りとブルワーズ時代
2003年のMLBドラフトでミルウォーキー・ブルワーズから12巡目(全体339位)指名され、6月4日に契約。この年はルーキー級アリゾナリーグ・ブルワーズとパイオニアリーグのルーキー級ヘレナ・ブルワーズでプレー。
2004年はA級ベロイト・スナッパーズで63試合に出場し、打率.228・1本塁打・16打点・1盗塁だった。
2005年はA級ウェストバージニア・パワーで99試合に出場し、打率.239・9本塁打・38打点だった。
2006年はA+級ブレバード・カウンティ・マナティーズで86試合に出場し、打率.270・3本塁打・38打点だった。9月にAA級ハンツビル・スターズへ昇格し、3試合に出場した。
2007年はA+級ブレバード・カウンティで開幕を迎え、23試合に出場。打率.363・3本塁打・19打点の成績を残し、5月にAA級ハンツビルへ昇格。AA級ハンツビルでは56試合に出場し、打率.201・2本塁打・24打点・1盗塁だった。
2008年はAA級ハンツビルで34試合に出場し、打率.265・3本塁打・15打点・1盗塁だった。7月にAAA級ナッシュビル・サウンズへ昇格。AAA級ナッシュビルでは26試合に出場し、打率.230・3本塁打・12打点・1盗塁だった。
2009年はAAA級ナッシュビルで開幕を迎え、8試合に出場後、4月30日にブルワーズとメジャー契約を結んだ[2]。5月6日のシンシナティ・レッズ戦でメジャーデビュー。8回裏から捕手の守備に就き、9回表のメジャー初打席では、ポール・ヤニッシュから左前打を記録した[3]。その後は出場機会がなく、5月14日に2番手捕手のマイク・リベラが故障者リストから復帰したため、AAA級ナッシュビルへ降格した[4]。降格後はAAA級ナッシュビルで21試合に出場したが、打率.156と振るわず、6月にA+級ブレバード・カウンティへ降格。7月にAAA級ナッシュビルへ再昇格したが、8月21日にDFAとなり、AAA級ナッシュビルへ降格した。オフの11月9日にFAとなった。
ダイヤモンドバックス傘下時代
2009年12月4日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだ。
2010年は傘下のAAA級リノ・エーシズで87試合に出場し、打率.290・12本塁打・50打点・3盗塁だった。オフの11月6日にFAとなった。
アストロズ時代
2010年11月12日にヒューストン・アストロズとマイナー契約を結んだ。
2011年は傘下のAAA級オクラホマシティ・レッドホークスで22試合に出場後、6月10日に3番手捕手のロビンソン・キャンセルと入れ替わる形で、アストロズとメジャー契約を結んだ[5]。その後は52試合に出場し、打率.188・11打点だった。オフの11月16日に40人枠を外れ、AAA級オクラホマシティへ降格[6]。11月29日にアストロズとマイナー契約で再契約した[7]。
2012年はAAA級オクラホマシティで開幕を迎え、49試合に出場。7月15日に正捕手のジェイソン・カストロが故障者リスト入りしたため、再びアストロズとメジャー契約を結んだ[8]。昇格後は18試合に出場したが、8月12日にカストロが故障者リストから復帰したため、AAA級オクラホマシティへ降格[9]。9月3日にメジャーへ再昇格[10]。この年は27試合に出場し、打率.269・4本塁打・13打点だった。
2013年は自身初の開幕ロースター入りを果たした[11]。この年はカストロに次ぐ2番手捕手として64試合に出場。打率.225・7本塁打・20打点だった。
2014年も2番手捕手として55試合に出場し、打率.235・6本塁打・19打点だった。
2015年1月15日にアストロズと97万5000ドルの1年契約に合意した[12][13]。しかし、1月20日にコルビー・ラスムスの加入に伴い、DFAとなった[14]。
レンジャーズ時代
2015年1月21日にアキーム・ボスティックとのトレードでテキサス・レンジャーズへ移籍した[15]。7月17日に左手親指の捻挫で15日間の故障者リスト入り[16]、9月1日に復帰したが[17]、シーズンオフに手術が必要となったため、ポストシーズンのロースターから外れ、10月21日に40人枠から外れAAA級ラウンドロック・エクスプレスに降格した[18]。10月24日にFAとなった[19]。
ヤンキース傘下時代
2016年1月25日、ニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結び、同年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[19]。2月3日にAA級トレントン・サンダーに配属された[19]。
レイズ傘下時代
2016年4月2日、金銭トレードでタンパベイ・レイズに移籍し、AAA級ダーラム・ブルズに配属された[19]。5月20日に自由契約となった[19]。
マーリンズ傘下時代
2016年5月26日、マイアミ・マーリンズとマイナー契約を結び、AAA級ニューオーリンズ・ゼファーズに配属された[19]。8月2日に自由契約となった[19]。
カブス傘下時代
2017年1月9日、シカゴ・カブスとマイナー契約を結んだ[19]。1月12日にAAA級アイオワ・カブスに配属された[19]。
選手としての特徴
詳細情報
年度別打撃成績
年
度 |
球
団 |
試
合 |
打
席 |
打
数 |
得
点 |
安
打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁
打 |
打
点 |
盗
塁 |
盗 塁 死 |
犠
打 |
犠
飛 |
四
球 |
敬
遠 |
死
球 |
三
振 |
併 殺 打 |
打
率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S
|
2009
|
MIL
|
1 |
1 |
1 |
1 |
1 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1.000 |
1.000 |
1.000 |
2.000
|
2011
|
HOU
|
52 |
173 |
154 |
9 |
29 |
8 |
1 |
0 |
39 |
11 |
0 |
0 |
3 |
2 |
10 |
4 |
4 |
49 |
5 |
.188 |
.253 |
.253 |
.506
|
2012
|
27 |
85 |
78 |
5 |
21 |
2 |
0 |
4 |
35 |
13 |
0 |
1 |
1 |
1 |
4 |
0 |
1 |
19 |
2 |
.269 |
.310 |
.449 |
.758
|
2013
|
64 |
210 |
191 |
16 |
43 |
5 |
0 |
7 |
69 |
20 |
0 |
0 |
1 |
1 |
10 |
1 |
7 |
60 |
3 |
.225 |
.287 |
.361 |
.648
|
2014
|
55 |
190 |
170 |
22 |
40 |
6 |
0 |
6 |
64 |
19 |
0 |
0 |
1 |
2 |
14 |
0 |
3 |
37 |
3 |
.235 |
.302 |
.376 |
.678
|
2015
|
TEX
|
33 |
121 |
107 |
10 |
19 |
4 |
0 |
3 |
32 |
15 |
0 |
0 |
2 |
2 |
6 |
0 |
4 |
40 |
1 |
.178 |
.244 |
.299 |
.543
|
MLB:6年
|
232 |
780 |
701 |
63 |
153 |
25 |
1 |
20 |
240 |
78 |
0 |
1 |
8 |
8 |
44 |
5 |
19 |
205 |
14 |
.218 |
.280 |
.342 |
.622
|
背番号
- 32 (2009年)
- 22 (2011年 - 2014年)
- 3 (2015年)
脚注
関連項目
外部リンク