カリウムアミド Potassium amide
IUPAC名 Potassium amide
識別情報
CAS登録番号	17242-52-3
PubChem	87015
EC番号	241-275-9
SMILES [NH2-].[K+]
InChI InChI=1S/K.H2N/h;1H2/q+1;-1
特性
化学式	H2KN
モル質量	55.12 g mol−1
外観	灰白色の粉末[1]
匂い	アンモニア臭[1]
密度	1,57 g·cm−3[2]
融点	338 ℃[2]
水への溶解度	水と反応する[1]
関連する物質
関連する金属アミド	ナトリウムアミド リチウムアミド
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

カリウムアミド（英: Potassium amide）は、化学式KNH₂で表される金属アミドの一種である。

カリウムとアンモニアから製造することができる^[3]。

${\displaystyle {\ce {2K\ +2NH3\xrightarrow {65-105^{o}C} 2KNH2\ +H2}}}$

吸湿性のある灰白色の粉末で、水と反応する^[1][2]。

単斜晶系の結晶構造で、空間群は P2₁/m である。湿った空気中で分解し、水酸化カリウムとアンモニアを生じる^[2] 。

1808年に、フランスの化学者ジョセフ・ルイ・ゲイ＝リュサックとルイ・テナールにより発見された^[4]。

有機化学において、求核置換反応や重合反応に使用される^[5]。