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カラ出張(カラしゅっちょう)とは、 実際に出張した事実がないにもかかわらず、架空の出張を申請して経費を取得する犯罪行為(詐欺)。広義には、日帰り出張に対して宿泊費など余分な経費を計上するなどの行為も含む[要出典]。
日本
日本の会計検査院は日本鉄道建設公団が昭和53年(1978年)に合計で2億円あまりを実態と一致しない旅費等として過剰に支出していたことを報告した[1]。これを契機に、中央省庁や特殊法人でも同様のカラ出張による不正経理があったことが曝露・報道され、大きな問題となった。昭和54年11月には参議院決算委員会が「公費の不正経理根絶に関する決議」を行った[2]。
出典
- ^ 昭和53年度決算検査報告 | 第2章 所管別又は団体別の検査結果| 第2節 団体別の検査結果| 第9 日本鉄道建設公団| 不当事項| 予算経理 架空の名目によって旅費を支出し、これを職員に支給し又は別途に経理していたもの
- ^ 国及び地方自治体における不適正経理と再発防止への取組 : 決算検査報告に見る不適正経理の歴史的変遷
関連項目