- カヤンゲル州
-
|
---|
カヤンゲル州の州旗 |
-
カヤンゲル州(カヤンゲルしゅう、英語:State of Kayangel)は、パラオ共和国の州の一つ。パラオで最も北に位置する州である。
概要
パラオの主島であるバベルダオブ島の北方に位置している、ベラスコ・リーフ(Velasco Reef)、ガルワングル環礁(Ngaruangel)、カヤンゲル環礁(Kayangel)の3つの環礁で構成されている。人が住んでいるのはカヤンゲル環礁内のカヤンゲル島のみで、人口は54人(2015年の国勢調査[1])である。その他の島は無人島で、海鳥の繁殖地である。
2012年4月、不法に漁を行っていた中国漁船を発見し、パラオ警察は追跡し停止命令を出したが従わなかったため、漁船に向けて銃撃を行い漁船に載っていた中国人1人が死亡する事件が起きている[2]。
2013年には平成25年台風第30号が接近し、州内の住居・公共施設などの建物が壊滅的な被害を受けた[3][4][5]。
2014年、カヤンゲル近海でパラオ政府とシンガポール企業Cepu Sakti Energy社によって石油の試掘が協議されている[6]
註
参考文献
- 須藤健一監修『パラオ共和国 過去と現在そして21世紀へ』おりじん書房、2003年
座標: 北緯7度25分0.1秒 東経134度31分0.1秒 / 北緯7.416694度 東経134.516694度 / 7.416694; 134.516694