カクラパー原子力発電所(英語: Kakrapar Atomic Power Station、KAPS)はインドのグジャラート州スーラトの近郊に存在する原子力発電所。
発電所には2基のCANDU炉を原型とした220MW級の加圧水型重水炉(PHWR)が配置されている。1号機は1992年9月3日に臨界を達成し、1993年5月6日に商業運転を開始した。2号機は1995年1月8日に臨界を達成し、1995年9月1日に商業運転を開始した。 2003年1月、CANDU所有者団(CANDU Owners Group、COG)はKAPSが最高効率の加圧水型重水炉であると宣言した[1]。当初見積もられた建設費用は38億2520万ルピーであったが、最終的には135億5000万ルピーが費やされた。
3、4号機の建設は2010年11月に開始された[2]。3号機は2020年7月22日に臨界を達成した[3]。
事故
- 1998年、1号機が冷却材漏れによって66日間停止した。
- 2004年3月10日、制御棒の補充品が修復不可能なほどに破損した。これによって、システムに害が発生し、原子炉が停止した。
- 2006年8月22日、発電所周辺の村の住民が進入したと報告された。警察によって捜査されたが何も発見されなかった。
原子炉
原子炉 |
形式 |
総発電量 |
建設開始 |
運転開始 |
注釈
|
第1期
|
1号機(Kakrapar 1) |
PHWR |
220 |
1984年12月1日 |
1993年5月6日
|
[4]
|
2号機(Kakrapar 2) |
PHWR |
220 |
1985年4月1日 |
1995年9月1日
|
[5]
|
第2期
|
3号機(Kakrapar 3) |
PHWR |
700 |
2010年11月22日 |
|
[2]
|
4号機(Kakrapar 4) |
PHWR |
700 |
2010年11月22日 |
|
[2]
|
註
関連項目
外部リンク