オーロフ2世(デンマーク語:Oluf II Håkonsen, ノルウェー語:Olav IV Håkonsson, 1370年 - 1387年8月23日)は、デンマーク王(オーロフ2世(3世)、在位:1376年 – 1387年)及びノルウェー王(オーラヴ4世ホーコンソン、在位:1380年 - 1387年)。父はノルウェー国王ホーコン6世。母はデンマーク王ヴァルデマー4世の次女マルグレーテ1世。
生涯
1375年に母方の祖父ヴァルデマー4世が嗣子無くして死去し、オーロフは従兄メクレンブルク=シュヴェリーン公アルブレヒト4世と王位継承を争ったものの、母マルグレーテがデンマーク王国参事会と結びオーロフをデンマーク王位につけることに成功した[1][2]。1380年、父王ホーコン6世が死去すると、ノルウェー王位も継承した。幼少であった為、両国の実際の政治は摂政となった母によって行なわれた[1]。1387年、17歳の若さで夭折、ここにノルウェー王家は一時断絶してしまった。
死後、両国の王位は従甥にあたるエーリク・ア・ポンメルンが継ぐこととなる。
脚注
- ^ a b 百瀬 他、p. 103
- ^ 武田、p. 27
参考文献
- 百瀬宏 他 『新版 世界各国史 21 北欧史』 山川出版社、1998年
- 武田龍夫 『物語 北欧の歴史』 中央公論社、1993年