オーバートルバッハ (ドイツ語: Obertrubach) は、ドイツ連邦共和国バイエルン州フォルヒハイム郡(オーバーフランケン行政管区)に属す町村(以下、本項では便宜上「町」と記述する)。
地理
位置
この町は、フレンキシェ・シュヴァイツ=フェルデンシュタインの森自然公園内に位置し、周辺の他の町とともにフレンキシェ・シュヴァイツの行楽の拠点となっている。
自治体の構成
この町は、公式には16の地区 (Ort) からなる[2]。このうち孤立農場などを除く集落を以下に列記する。
- ベルンフェルス
- デルフレス
- ゲシュヴァント
- ヘルツォークヴィント
- フンツドルフ
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- リンデン
- ノイドルフ
- オーバートルバッハ
- ウンタートルバッハ
- ヴォルフスベルク
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町村合併
1971年、それまで独立した自治体であったヴォルフスベルク(ウンタートルバッハ、デルフレス、ゾルク、フンツドルフを含む)がオーバートルバッハに合併した。1978年5月1日にベルンフェルス(ガルゲンベルクを含む)とゲシュヴァント(リンデンを含む)
歴史
オーバートルバッハの歴史を研究するのは容易なことではない。記録、史料、或いはその他の文書や遺品はずっと新しいものばかりである。文献上最初に言及されるのは、1007年、バンベルク司教領の創設に関連したものである。皇帝ハインリヒ2世は1007年11月1日に、ラデンツガウに位置したフォルヒハイム王領 (Volchheim = Forchheim) に周辺の従属する村を加え、新しい司教領とした。Truobaha(トルバッハ)やTuoisubrunno(ツイスブルン)などである。これより前の時代(カール大帝の時代後)については、ほんのわずかな資料しか遺されていない。794年のTrobachとHerzewin(ヘルツォークヴィント)に関する話題が一度だけ登場する。
オーバートルバッハは1000年を越える歴史を有している。
行政
議会
オーバートルバッハ議会は、首長を含む14議席で構成される。
宗教
オーバートルバッハはカトリックのオーバートルバッハ聖ラウレンティウス教区に属す。同名の教会が聖エリーザベト教会の向かいに建っている。オーバートルバッハ教区は、以下の分教区を持つ。
- ベルンフェルス雪の聖母分教区
- ゲシュヴァント聖母被昇天分教区
- ウンタートルバッハ聖フェリチタス分教区
文化と見所
城
教会
- オーバートルバッハ聖ラウレンティウス教区教会
- ウンタートルバッハ聖フェリチタス分教会
- ベルンフェルス雪の聖母分教会
- ゲシュヴァント聖母被昇天分教会
自然
- トルバッハ渓谷のクライミング斜面
- フランケンヴェグ(全長520kmにも及ぶ長距離遊歩道)
交通
オーバートルバッハは、連邦道B2号沿いに位置し、連邦アウトバーンA9号にもアクセス可能である。
紋章
図柄:金地で、下部に銀の三峰の山。その上に2つの塔を持つ黒い城跡。さらにその上に赤い舌を持つ黒いオオカミの頭部。
脚注
外部リンク
(いずれもドイツ語ページ)