エーヌ川(エーヌがわ、Aisne)は、フランス北東部を流れる川で、オワーズ川の支流である。ローマ時代にはAxonaと呼ばれていた。
サント=ムヌー近郊のアルゴンヌの森に源を発し、コンピエーニュ近郊でオワーズ川に合流する。第一次世界大戦の悲惨な3度の戦いが、エーヌ川谷で起きた。
上流域のサント=ムヌー南側一帯にはデル=シャントコック湖(フランス語版)などからなるセーヌ川大湖群(フランス語版)があり、セーヌ川、オーブ川、マルヌ川、ソー川(フランス語版)の上中流域を含む一帯は1991年に「シャンパーニュ湿地湖沼群(フランス語版)」としてラムサール条約登録地となった[1]。
流域の自治体
航行
小さなボートでエーヌ川流域の大半を航行できる。運河がエーヌ川とセーヌ川、ムーズ川をつないでいる。小さな容量の水路ネットワークで、エーヌ川とラテラル・ア・レーヌ運河(フランス語版)が、大規模穀物生産地である農業都市ソワソンとエーヌ川谷双方を航行可能にした。水路はヨーロッパ北西部と小さな内陸港のランス[2]とをつないでいる。エーヌ川はオワーズ川、レーヌ・ア・ロワーズ運河、アルデンヌ運河(フランス語版)、レーヌ・ア・ラ・マルヌ運河(フランス語版)によって他の水路とつながっている[3]。
脚注
ウィキメディア・コモンズには、
エーヌ川に関連するメディアがあります。