エルヴェイティ (Eluveitie )は、スイス 出身のフォーク・メタル バンド 。
民族楽器 を取り入れた音楽性が特徴で、ライブではサポートを含めた大所帯の楽団編成で活動。バンド名は、ガリア語 で『スイスに住んでいたケルト人』の意[ 2] 。同語を採用した曲を主体としている。
略歴
スロベニア・トールミン公演 (2007年7月)
2002年 、クリゲル・グランツマンを中心に結成。2003年 に、デモEP『Vên』をリリースし、翌年 にオランダ のフィアー・ダーク・レコードと契約。同年に『Vên』をリメイクしてリリースした。
2006年 、1stアルバム『Spirit』をリリース。『Spirit』はサウンドホリック からもリリースされ日本 デビューを果たした。
2008年 、レーベル をニュークリア・ブラスト に移し、2ndアルバム『Slania』をリリースした。また、同年には1stEP『Vên』と1stアルバム『Spirit』がフランス のシーズン・オブ・ミスト から再発されている。日本では、ハウリング・ブル・エンターテイメント 傘下のPerfect Crime Records から邦題 『魔笛の国のスラニア』としてリリースされた。
2009年 に、3rdアルバム『Evocation I: The Arcane Dominion』をリリース。同アルバムは、メタル の要素を廃し、フォークソング の要素が強いアルバムとなっている。
2010年 、4thアルバム『Everything Remains as It Never Was』をリリース。同アルバムでは、再びメタル要素を含んだ、フォークメタル となっている。
2012年 、5thアルバム『Helvetios』をリリース。2nd、4thと同様フォークメタル中心のアルバムである。また、同年には廃盤となって久しい1stEP『Vên』のリレコーディングと、1stアルバム『Spirit』のリマスター を収録したコンピレーションアルバム『The Early Years』をリリースした[ 3] 。
2014年 6月、初来日公演。6thアルバム『Origins』をリリース。
2017年 、7thアルバム『Evocation II』をリリース[ 4] 。
2018年 2月、約4年ぶりの来日公演ツアーを開催[ 5] 。
2019年 、8thアルバム『Ategnatos』をリリース[ 6] 。
メンバー
※2019年8月時点
現ラインナップ
旧メンバー
ダニ・フューアー (Dani Furer) - リードギター (2003-2004)
イヴ・トリベルホーン (Yves Tribelhorn) - リズムギター (2003-2004)
ジャン・アルバーティン (Gian Albertin) - ベース/ボーカル (2003-2004)
ダリオ・ホフステッター (Dario Hofstetter) - ドラムス (2003-2004)
リンダ・スーター (Linda Suter) - フィドル/ボーカル (2003-2004)
メットゥ・アッカーマン (Mättu Ackermann) - フィドル (2003-2004)
ディデ・マーフュート (Dide Marfurt) - ハーディ・ガーディ/バグパイプ (2003-2004)
フィリップ・レインマン (Philipp Reinmann) - ブズーキ (2003-2004)
ベニ・ヘフェリ (Beni Häfeli) - ドラムス (2004)
セヴァン・キルデール (Sevan Kirder) - バグパイプ/フルート (2003-2008)
メリ・タディッチ (Meri Tadić) - ヴァイオリン (2003-2013)
セヴェリン・"セヴィ"・ビンダー (Severin "Sevi" Binder) - ボーカル (2004-2006)
イーヴォ・ヘンツィ (Ivo Henzi) - リズムギター (2004-2016)
シーメ・コーチ (Sime Koch) - リードギター (2004-2012)
ラフィ・キルデール (Rafi Kirder) - ベース (2004-2008)
マーリン・スーター (Merlin Sutter) - ドラムス (2004-2016)
サラ・キーネル (Sarah Kiener) - ハーディ・ガーディ/バス・ショーム /アコーディオン /ボーカル (2005-2006)
アンナ・マーフィー (Anna Murphy) - ハーディ・ガーディ/ボーカル (2006-2016)
パトリック・"ペデ"・キストラー (Patrick "Päde" Kistler) - バグパイプ/ホイッスル (2008-2014)
ニコル・アンスペルゲル (Nicole Ansperger) - フィドル (2013-2015, 2016-2023)
ミヒャリナ・マリーズ (Michalina Malisz) - ハーディ・ガーディ (2016-2022)
ニコル・アンスペルゲル(Vio) 2019年
ミヒャリナ・マリーズ(Hur) 2019年
ディスコグラフィ
アルバム
2006年 『スピリット』 Spirit
2008年 『魔笛の国のスラニア』 Slania
2009年 『イヴォケーションI〜神秘の地ガリア〜』 Evocation I: The Arcane Dominion
2010年 『エブリシング・リメインズ』 Everything Remains as It Never Was
2012年 『ヘルヴェティオス』 Helvetios
2014年 『オリジンズ』 Origins
2017年 『イヴォケーションII:ヴィジョンズ』 Evocation II: Visions
2019年 『アテグナトス』 Ategnatos
コンピレーション
2012年 アーリー・イヤーズ The Early Years
シングル・EP
2003年 Ven (デモEP)
2004年 Ven (EP)
2009年 Omnos (シングル)
備考
2016年にバンドを脱退したアンナ・マーフィー(Vo/Hur)、イーヴォ・ヘンツィ(Gt)、メルリン・スッタ―(Dr)の3人は同年にCellar Darling を結成し、現在も音楽活動を続けている。[ 7]
脚注
外部サイト