エッガーミューレン (ドイツ語 : Eggermühlen ) は、ドイツ連邦共和国 ニーダーザクセン州 オスナブリュック郡 北部のザムトゲマインデ・ベルゼンブリュック を構成する町村(以下、本項では便宜上「町」と記述する)である。
地理
位置
エッガーミューレンは、トイトブルクの森北部=ヴィーエン山地自然公園の北西、アンクム高地内に位置する。
気候
北海 からの湿った北西風の影響を受ける温帯 海洋性気候 である。エッガーミューレの年間平均気温は 8.5 - 9.0 ℃、年間降水量は約 700 mm である。5月から8月までの間に平均 20 - 25日の夏日がある。
隣接する市町村
エッガーミューレは、東はケッテンカンプ およびアンクム 、南はメルツェン およびフュルステナウ 、西はビッペン およびベルゲ 、北はメンスラーゲ (いずれもオスナブリュック郡 )の7市町村と境を接している。
自治体の構成
エッガーミューレは以下の地区からなる。
バーズム=ズスム
ベシュテン
ボックラーデン
デーテン
歴史
町村合併
この町は1972年7月1日にバーズム=ズスム、ベシュテン、ボックラーデン、デーテルンが合併して成立した[ 2] 。
住民
人口推移
以下の表は、各年の12月31日時点での町域における人口を示している。
数値は、1987年5月25日の人口調査結果に基づくニーダーザクセン州統計およびコミュニケーション技術局の研究結果である[ 3] 。
1961年(6月6日)と1970年(5月27日)の数値は、1972年7月1日に合併した地域の人口を含む人口調査の結果である[ 2] 。
年
人口(人)
1961
1,088
1970
1,123
1987
1,291
1990
1,312
1995
1,689
2000
1,833
2005
1,832
2010
1,735
2011
1,744
行政
議会
この町の町議会は11議席からなる[ 4] 。町長はマルクス・フレルカー (CDU ) である。
紋章デザインのモデルとなったヴェシュテネッシュ水車
紋章
紋章には、エッガーミューレン=バッハ川(元々はエッガー川と呼ばれていた)が向かって右上から左下に流れている。向かって左上と右下のフィールドにはそれぞれ水車 の輪が描かれている。これは町名の由来(Eggermühlen = エッガー川の水車)となったヴェシュテネッシュ水車を表している。
文化と見所
エッガーミューレン城
エッガーミューレンの見所は観光街道アルトラント=ルートで結ばれている[ 5] 。
町の中心部の近くに13世紀に建設されたベーゼラーガー家の騎士館がある。この館や土地は、元々はオスナブリュック司教からレーエン として封ぜられたものであったが、1654年に売却され、この貴族家の所有となった。ベーゼラーガー家は1714年にこの屋敷を城館に改築した。ヨハン・コンラート・シュラウンは1754年にこの城館の庭園に現存するオランジュリを建設した。城館礼拝堂は1869年に増築された[ 6] 。
城館から約 1 km 離れた高台のベシュテン地区のエッゲミューレンバッハ川沿いに上位射水方式のヴェシュテネシュ水車がある。この川はハーゼ川左岸の支流である。
カトリックの「マリアの被昇天教会」は、城館の礼拝堂から拡張されたもので、1957年に教会が設立された。
経済と社会資本
交通
オスナブリュック交通会社のベルゼンブリュック 駅行きの定期バス路線が運行されている。この駅でオスナブリュック 行きおよびオルデンブルク 行きの列車に接続する。
脚注
外部リンク