ウエストレーシングカーズ株式会社は、三重県鈴鹿市を拠点とするレーシングカーコンストラクター。
概要
1973年(昭和48年)に神谷誠二郎(2019年12月29日逝去[1])が創業。当初の屋号は「ベルコウエスト」で、元々は神奈川県横浜市の鈴木板金(現・ベルコ)から暖簾分けで独立したという関係にあった[1][2]。1983年(昭和58年)に法人化。
2008年(平成20年)にはレーシングカーの総生産台数は1000台を突破した。1995年(平成7年)には韓国初のレーシングカー・コンストラクター会社を設立しフォーミュラ・コリア向けのシャシーを供給、2005年(平成17年)4月には北京に連絡事務所を開設して中国進出を計り、2006年(平成18年)9月には北京の投資家によるレーシングスクールが開校され、「WEST06C」中国向け車両6台が使用された。鈴鹿市を拠点としていることから、鈴鹿サーキットでのレースのサポートにも力を入れている。
これまでFJ1600やスーパーFJをはじめ、多くのレースやレーシングスクールに車両を供給しており、ジュニア・フォーミュラにおいては定番といえる[3]。FK4やフォーミュラEnjoyなどにおいてはワンメイクレースのために独占的に供給する。
2009年に発表したオリジナルレーシングカーの「VITA-01」は、その低価格さ(2021年現在、消費税込でも新車が400万円以下)が受け日本国内の多くのサーキットでワンメイクレース用の車両として使用されている。2012年からは台湾でも「VITA-01」によるレースが開催されている他、2016年からは中国への輸出も行っている[4]。
車体を供給しているシリーズ
車種
- FK4
- WEST04J
- WEST056
- WEST06J
- WEST06C
- VIVACE-7
- WEST07J
- WEST11J
- FE1
- FE2
関連会社
脚注
外部リンク