『ウェアウルフ・バイ・ナイト』(Werewolf by Night)は、マーベル・スタジオが製作するアメリカ合衆国のインターネットテレビスペシャルである。2022年10月7日にDisney+にて配信開始された。監督はマイケル・ジアッチーノ、出演はガエル・ガルシア・ベルナル。
マーベル・コミックの同名のキャラクターをもとにしている。
本作は1930-40年代のホラー映画をモチーフとしており、本放送に際してはモノクロで配信されたが、その翌年の2023年にはカラー版が配信された[1]。
あらすじ
この世には、スーパーヒーローたちだけでなく、モンスターたちもいた。モンスターハンターの一族・ブラッドストーン家の家長ユリシーズは自分の苗字と同じ名前を持つ神秘的な武器「ブラッドストーン」を以てモンスターたちを倒してきた。
ある日彼が亡くなり、告別式の場には「ブラッドストーン」を手に入れようとするために世界中からモンスターハンターたちが集まった。そのモンスターを倒すことで「ブラッドストーン」は手に入るが、それが手に入るのは一人だけだった。
一方、ユリシーズの娘であるエルサはその石を継承するはずだったが、継母との折り合いの悪さから20年もの間疎遠になっていた。久方ぶりに帰郷したところ、戦いに巻き込まれる。また、ウェアウルフ・バイ・ナイト (キャラクター)(英語版)は仲間のモンスターマンシング(英語版)(愛称:テッド)を助けるために告別式に来ていたことが明かされる。
キャスト
- ジャック・ラッセル/ウェアウルフ・バイ・ナイト(英語版)
- 演 - ガエル・ガルシア・ベルナル、日本語吹替 - 高橋広樹
- 人狼になる呪いをかけられたモンスターハンター。
- エルサ・ブラッドストーン(英語版)
- 演 - ローラ・ドネリー(英語版)、日本語吹替 - 小林ゆう
- ユリシーズの娘で、父親とは疎遠になっているほか、一家の狩りの伝統を嫌っている。
- ヴェルーサ・ブラッドストーン
- 演 - ハリエット・サンソム・ハリス(英語版)、日本語吹替 - 小宮和枝
- モンスターハンターで構成される秘密グループのリーダーであるユリシーズの妻。
- ビリー・スワン
- 演 - アル・ハマチャー
- モンスターハンターの一人。
- リンダ
- 演 - ユージェニー・ボンデュラント
- モンスターハンターの一人。
- ジョヴァン
- 演 - カーク・サッチャー、日本語吹替 - ふくまつ進紗
- モンスターハンターの一人。
- サイモン
- 演 - レオナルド・ナム
- モンスターハンターの一人。
- ジェイク・ゴメス(英語版)
- 演 - ジェイコブ・マヤ
- マンシング(英語版)
- 演 - ケイシー・ジョーンズ
- 沼のクリーチャー。
この他に、ダニエル・J・ワッツも非公開の役でキャスティングされている。また、ユリシーズ・ブラッドストーン(英語版)も登場する。
日本語吹替その他:橋本信明、ボルケーノ太田、小野寺悠貴、小林操、野坂尚也、斉藤あんり
日本語版制作スタッフ 演出:日向泰祐、翻訳:佐藤恵子、録音制作:東北新社
制作
カラー版
『ウェア・ウルフ・バイ・ナイト・イン・カラー』(2023)
メイキング番組
『ウェアウルフ・バイ・ナイトの裏側』(2022)
ドキュメンタリー監督:アンソニー・ジアッチーノ
評価
ライターの田中隆信は「WEBザ・テレビジョン」に寄せた記事の中で、オープニングでスーパーヒーローたちの世界と比較するような描写があった点から「同じ世界ではないが隣り合わせの関係にいあるのではないか」と推測しており、他作品とのつながり[注釈 1]から、本作を起点にマーベル・シネマティック・ユニバースが新たな広がりが生まれることを期待している[3]
脚注
注釈
出典
外部リンク
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