ウイーヌプリは、北海道の斜里郡斜里町と目梨郡羅臼町の2町にまたがる標高651.9mの山である。山頂には三等三角点「赤岩」が設置されている[1]。
概要
知床半島の先端部に位置する知床半島最北端の山である。1986年に4haに及ぶ原因不明の森林火災が発生し、1628人が動員し6日間かけ消火活動がされた[2]。
山名はアイヌ語の「uhuy-nupuri(燃えている・山)」由来し、「火山」を意味するが[3]ウイーヌプリの火山活動の記録は見つからない。
登山
知床半島の先端部に位置するこの山へは登山ルートの難易度が極めて高い。船で行ってもウイーヌプリから近い知床岬への上陸ができないため、車で向かうことのできる最も近い道道87号の羅臼町の相泊地区から行かなければならない。登山道は存在しないことから山頂までは片道3日以上かかる。主なルートは知床岳・ポロモイ岳を経て山頂に至るルートである。
脚注