ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート2016(ドイツ語: Neujahrskonzert der Wiener Philharmoniker 2016)は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による2016年のニューイヤーコンサート。指揮者はマリス・ヤンソンスが務めた(3回目の登場)。
特色
2016年は今なおオーストリア国民に親しまれる皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の崩御から100年目にあたる。そのため、『皇帝円舞曲』がプログラム上に取り上げられた。また、シュトラウス3兄弟の末弟エドゥアルト・シュトラウス1世の没後100周年でもあることから、彼の作品が例年よりも多い2つ取り上げられた。
その他特筆すべきは、ロベルト・シュトルツとエミール・ワルトトイフェルの楽曲がニューイヤーコンサート史上初めてプログラムに取り上げられたことである。シュトルツの『国連行進曲』は、第1回国連総会がロンドンで開催されてから70年目にあたることを記念して取り上げられた。なお、初登場の作曲家としてはもう一人ヨーゼフ・ヘルメスベルガー1世の名が挙げられるが、彼に関しては、すでに息子であるヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世がこれまでもしばしばプログラム上に取り上げられている。
演奏曲目
「*」印の8曲は初登場作品。
第一部
第二部
アンコール
- ポルカ・シュネル『突進』(ヨハン・シュトラウス2世)op.348
- ワルツ『美しく青きドナウ』(ヨハン・シュトラウス2世)op.314
- 『ラデツキー行進曲』(ヨハン・シュトラウス1世)op.228
参考文献