イスタンブールトロフィー(英語: International Istanbul Torophy / トルコ語: Uluslararası İstanbul Koşusu ウルスラルアラス・イスタンブル・コシュスゥ)は、トルコ・イスタンブールのヴェリエフェンディ競馬場芝コース1600メートルで行われる競馬の競走(平地競走)[1]。
国際セリ名簿基準書のパートII国[2]であるトルコにおいて外国調教馬に開放された国際競走のひとつで[1]、毎年9月第1週の週末に行われるインターナショナルレーシングフェスティバルの1日目(土曜日)にメインレースとして行われる牝馬限定のマイル競走である[4]。
1988年にトルコ国内G2として創設されたイスタンブール賞(芝1600m)が前身となる[5]。
1990年にトルコ競馬で最初の国際競走のひとつとなり、唯一参戦した外国調教馬であるユーゴスラビアの米国産馬マグラナが優勝した。1991年には国際競走として開放されたトルコ国内G1トルコジョッキークラブ賞の前日のメインレースとして開催され、トルコ調教馬デヴィルがマグラナら外国勢を破って優勝。デヴィルは翌日のトルコジョッキークラブ賞に連日出走を敢行し、トルコ勢最先着の4着に入った[6]。1992年からトルコジョッキークラブ賞とともに国際競走から外れて国内限定競走となり、1200メートルに距離短縮されるが、2004年に再び国際競走に指定された[5][7]。
2008年、9月上旬の週末に開催されるインターナショナルレーシングフェスティバルの日程に組み入れられ、距離を延長(2008年1400m、2009年から1600m)して牝馬限定競走に変更[5][7]。国際G2のボスポラスカップ(芝2400m)とトプカプトロフィー(芝1600m)開催前日である土曜日のメインレースに位置付けられ[4]、賞金も増額された[5]。これにより外国調教馬の出走が増加し、2013年に国際G3に昇格した[8]。
国際競走として施行された回次に限る。