1970年代、国鉄帖佐駅から徒歩約4分の帖佐変電所そばに「やなぎストアー(姶良市宮島町16-15)」開店。インストアベーカリーもあり、帖佐駅周辺初のスーパーストアとして繁盛した。やなぎに続いて、エーコープの食品スーパー(姶良市宮島町19付近・現住宅地)も開店。うどん・そば・おにぎり等の食べられる食堂を併設し人気を得ていった。2フロア構成で食品の他に衣類・寝具も扱った「ヱビスヤ帖佐店(姶良市宮島町19・エーコープと同ブロックで隣接)」は、店頭に小僧寿しのテイクアウトショップがあった。そして旧姶良町役場(現姶良市役所)そばに「スーパーこうか姶良店(姶良市宮島町32・現市役所駐車場)」等が開店。食品と軽衣料、更に2階にレストランもある施設であった。このように新店が開業するごとに駐車場の設置や売場・テナントの充実で時代のニーズに対応したものになった為、当時の「こうか」の繁盛ぶりは著しく、スーパーこうかは旧姶良郡内に食品スーパー5店舗(蒲生店→だいわ蒲生店→閉店。跡地はローソン、加治木店→山形屋ショッピングプラザ加治木店、隼人店→山形屋ショッピングプラザ隼人店、姶良店→跡地は現市役所駐車場、重富店→閉店)を運営する迄に成長。「やなぎ」から「こうか」につながる道沿いに洋品店・寝具店・金物店・菓子店等が集積して商店街化していった。1980年代には国道10号線沿いに「タイヨー姶良店(姶良市東餅田2372-1・現グラード姶良店)」も開店して、古くから商店街の発展していた旧加治木町を凌ぐ商業集積になりつつあったが、県内有数の流通大手進出でオーバーストア&競争激化となり、時代のニーズにそぐわなくなった店舗から閉店や移転を始める。その流れの中で、2フロア構成店舗ではありながら売場面積が小さく駐車場拡張もままならなかったヱビスヤが、マイカル九州の支援を得て本店である加治木の「ショッピングデパート・ヱビスヤ」を大きく上回る規模の本格的ショッピングセンター「sun city libre(サンシティ・リブレ)」を現在地に移転開業した。