『イエロー・バルーン』(The Yellow Balloon) は、アメリカ合衆国のサンシャイン・ポップ・バンド、イエロー・バルーンが、セルフタイトルで発表した1967年のアルバム。このアルバムからは、シングル「イエロー・バルーン (Yellow Balloon)」がヒットとなって Billboard Hot 100 で25位まで上昇するなど、バンドは一定の成功を収めたが、短期間で活動を休止した。このため、このアルバムは、バンドが残した唯一のアルバムとなった[2]。プロデューサーのゲイリー・ゼクリー(英語版)は、契約上の事情で Yodar Critch としてクレジットされている[1]。
日本では、ソフトロックの作品として評価されており[3]、同時代には日本盤は発表されなかったものの、「幻の傑作」などと評され[4]、後に1990年代になってからは、本国に先駆けてCD化がなされたり、リイシューLP盤が出るなどしている[5]。
トラックリスト
オリジナルLP
B面# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
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1. | 「Good Feelin' Time」 | Grady. Zekley | |
2. | 「Follow The Sunshine」 | Ferrell, Byrne | |
3. | 「Springtime Girl」 | Ferrell, Byrne | |
4. | 「Can't Get Enough Of Your Love」 | St. John. Zekley, Anthony | |
5. | 「Junk Maker Shoppe」 | Grady | |
リイシューCD
2009年にVIVID SOUNDからリリースされた、日本盤リイシューCDでは、ボーナス・トラックとして関連するドン・グレイディ(英語版)のソロ音源やバージョン違いなど8曲とゼクリーへのインタビューが追加された。曲順は、ボーナス・トラックの「Noollab Wolley」が11曲目に置かれ、オリジナルLP盤のB面最後にあった「Junk Maker Shoppe」が12曲目となり、13曲目以降に残りのボーナス・トラックが配された[6]。
2009年リイシューCDボーナス・トラック# | タイトル | 作詞 | 作曲・編曲 |
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11. | 「Noollab Wolley」 | | |
13. | 「The Children Of St. Monica (by Don Grady)」 | | |
14. | 「A Good Man To Have Around The House (by Don Grady)」 | | |
15. | 「Impressions With Syvonne (by Don Grady)」 | | |
16. | 「Leaving It Up To You (by Don Grady)」 | | |
17. | 「Can't Get Enough Of Your Love (single version)」 | | |
18. | 「Follow The Sunshine (alternate mono mix)」 | | |
19. | 「How Can I Be Down (demo version)」 | | |
20. | 「Gary Zekley Intervie」 | | |
2018年にオールデイズレコードからリリースされた、日本盤リイシューCDでは、12曲目のボーナス・トラックとして「Noollab Wolley」が追加された[4]。
脚注