アンドレ・マトス(Andre Matos, Andre Coelho Matos, 1971年9月14日 - 2019年6月8日[1])は、ブラジル出身の歌手、または彼を中心としたヘヴィメタルバンドである。
バイオグラフィ
1987年にヴァイパーのボーカルとしてデビューし、『ソルジャーズ・オブ・サンライズ』(1987年)、『シアター・オブ・フェイト』(1989年)という2枚のアルバムを発表したのち脱退、1991年にキコ・ルーレイロらと共にアングラを結成する。「キャリー・オン」を含むアルバム『エンジェルズ・クライ』、『ホーリー・ランド』、そして『ファイア・ワークス』を発表するも、2000年にマトスを含む3人が脱退する。そして、彼らと共にシャーマンを結成するも2枚のアルバムを発表した後2006年にマトスとマリウッティ兄弟が脱退してしまう(シャーマンはドラマーのリカルド・コンフェッソーリ以外のメンバーを一新し活動継続)。しかし、マトスはメンバーを集め、自分の名前を掲げたアンドレ・マトスを結成、2007年にアルバム『タイム・トゥ・ビー・フリー』、2009年に『メンタライズ』を発表した。2010年、元ストラトヴァリウスのティモ・トルキ、ヤリ・カイヌライネン、元ソナタ・アークティカのミッコ・ハルキン、元ハロウィン、ガンマ・レイのウリ・カッシュらと共にシンフォニア (Symfonia)を結成すると発表。2011年春にアルバムをリリースするも、翌年にティモ・トルキの無期限活動休止によって解散してしまう。同年にドラマーのエロイがセパルトゥラに加入するため脱退。マトスはかつて在籍したヴァイパーに、アルバムデビュー25周年を機に一時的復帰。ギタリストのヒューゴもヴァイパーにサポートメンバーとして加入。2012年8月にバンドとしてのアンドレ・マトスの3rdアルバム『ザ・ターン・オヴ・ザ・ライツ』をリリースした。
2019年6月8日に死去[1][2]。マトスは、6月2日にサンパウロで開催されたライヴでステージに立っており、そのわずか6日後の急死であった[2]。
バンドとしてのアンドレ・マトス
2007年に結成された、アンドレ・マトスを中心とするヘヴィメタルバンド。
メンバー
現メンバー
- アンドレ・マトス Andre Matos - ボーカル、ピアノ
- ヒューゴ・マリウッティ Hugo Mariutti - ギター
- アンドレ“ザザ”ヘルナンデス André "Zaza" Hernandes - ギター
- ブルーノ・ラディスロウ Bruno Ladislau - ベース
- ロドリーゴ・シルヴェイラ Rodrigo Silveira - ドラムス
元メンバー
- ラファエル・ロサ Rafael Rosa - ドラムス
- エロイ・カサグランデ Eloy Casagrande - ドラムス セパルトゥラに加入。
- ファビオ・リベイロ Fabio Ribeiro - キーボード
- ルイス・マリウッティ Luis Mariutti - ベース
ディスコグラフィ
- 各バンド名義での作品については、それぞれのバンドの項を参照。
脚注
- ^ a b “Morre André Matos, ex-vocalista e fundador do Angra, aos 47 anos” (ポルトガル語). O Globo (2019年6月8日). 2019年6月8日閲覧。
- ^ a b “Former ANGRA Singer ANDRÉ MATOS Dead At 47”. BLABBERMOUTH.NET (2019年6月8日). 2019年6月9日閲覧。
外部リンク