アンディ・ピラン・ベル(Andrew Piran Bell, 1970年8月11日 - )はイギリスのウェールズ出身のミュージシャン。ロックバンド、ライドのギタリストであり、元オアシスのベーシスト。リアム・ギャラガーによる新バンド、ビーディ・アイではギタリストに転身。2014年にビーディ・アイが解散するとライドの再結成に参加し、現在は元の場所で活動している。
来歴
オアシスのメンバーとしても有名だが、元々アンディはライドのギタリストで、ボーカルも適所で担当していた。ライドは短命ながらも4枚のアルバムを残し、シューゲイザームーブメントの中で人気を集めた。しかしライドの人気上昇とは反対に、アンディとボーカルであったマーク・ガードナーとの不仲や、音楽的価値観の相違などもあり、バンドの結束力は落ち、ライドは解散。アンディは新しいバンドハリケーン#1を結成する。しかし、ハリケーン#1は2枚のアルバムを残して解散。解散後はゲイ・ダッドのツアーに帯同し、加入寸前というところで、突如オアシスにベース担当で加入することが決まった。
オアシス解散後はビーディ・アイのメンバーとしてギタリストに再度転身。2014年のビーディ・アイ解散後は、かつて所属したライドの再結成に伴いライドのメンバーに復帰した。
2020年、キャリア初となるソロアルバム''The View From Halfway Down''をリリースした。
人物
ソングライティング
ライドでは作曲面においても中心的人物であった。
オアシス加入後も作曲面でバンドを支える存在となっており、5thアルバムで"A Quick Peep"、6thアルバムで"Turn Up The Sun"と"Keep The Dream Alive"、7thアルバムで"The Nature Of Reality"、シングル"Stop Crying Your Heart Out"のB面曲で"Thank You for the Good Times"をそれぞれ作曲している。Turn Up The Sunは6thアルバムに伴う世界ツアーでのライブオープニング曲として演奏されていた。
その他
- 息子と娘がいる。元妻はスウェーデン人のシンガーソングライターIDHAであったが、2008年に離婚。後に別の女性と婚約している。[1]
- ギタリストだったこともあり、オアシス加入前はほとんどベースをやったことがなく、早急にベースを練習したという。
- iPodを3台所有している。ノエル・ギャラガーはコンピュータ音痴のため、気に入った曲を代わりに調べているという。[2]
出典
- ^ シンコーミュージック・エンタテイメント発行、「クロスビート」2009年6月号32頁。
- ^ 同書、33頁。