アンソニー・アルフォード
Anthony Alford
トロント・ブルージェイズ時代 (2017年5月19日) |
基本情報 |
---|
国籍 |
アメリカ合衆国 |
---|
出身地 |
ミシシッピ州マリオン郡コロンビア(英語版) |
---|
生年月日 |
(1994-07-20) 1994年7月20日(30歳) |
---|
身長 体重 |
6' 1" =約185.4 cm 215 lb =約97.5 kg |
---|
選手情報 |
---|
投球・打席 |
右投右打 |
---|
ポジション |
外野手 |
---|
プロ入り |
2012年 MLBドラフト3巡目 |
---|
初出場 |
MLB / 2017年5月19日 KBO / 2022年6月14日 |
---|
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) |
---|
|
派遣歴 |
|
国際大会 |
---|
代表チーム |
アメリカ合衆国 |
---|
|
アンソニー・ジョセフ・アルフォード(Anthony Joseph Alford, 1994年7月20日 - )は、アメリカ合衆国ミシシッピ州マリオン郡コロンビア(英語版)出身のプロ野球選手(外野手)。
同じくプロ野球選手(投手)のデマーカス・エバンスは従兄弟にあたる[1]。
経歴
プロ入り前
2008年にU-14のアメリカ合衆国代表に選出されている[2]。
高校時代は野球とアメリカンフットボールの両方をプレーしており[3]、アメリカンフットボールではアメリカ合衆国軍オールアメリカンボール(英語版)に出場したことがある[4]。
プロ入りとブルージェイズ時代
2012年のMLBドラフトで1巡目相当で指名されると思われていたが、アルフォード自身がアメリカンフットボールを続けたいのは明確だったため、どの球団も指名には至らなかった[5]。その中で3巡目(全体112位)でトロント・ブルージェイズから指名され[6]、6月11日に$750,000で大学でフットボールをプレーすることを許可し、夏には野球をプレーすることを条件に契約を結んでプロ入りを果たした[5] 。
6月18日に傘下のルーキー級のガルフ・コーストリーグ・ブルージェイズに配属され[7]、5試合に出場し、打率.167、1本塁打、1打点、4盗塁を記録した[8]。6月23日にA級ランシング・ラグナッツに配属されたが[9]、9月27日にテンポラリー・インアクティブ・リストに登録され[9]、出場することは無かった[8]。
アメリカンフットボールでは南ミシシッピ大学(英語版)でプレーしていたが、乱闘を起こしてミシシッピ大学へ転校した[4]。
2013年4月12日にルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ブルージェイズへ配属された[7]。ここでは6試合に出場して打率.227、2打点、2盗塁を記録した[8]。7月にA級ランシングに配属されるが、またしてもテンポラリー・インアクティブ・リストに登録され[9]、出場することは無かった[8]。9月にテンポラリー・インアクティブ・リストから解除された[9]。
2014年4月1日にアパラチアンリーグのルーキー級ブルーフィールド・ブルージェイズ(英語版)へ配属された[10]。ここでは9試合に出場して打率.207、1本塁打、2打点、1盗塁を記録した[8]。7月1日にA級ランシングへ配属されたが、7月10日にテンポラリー・インアクティブ・リストに登録された[9]。9月18日にテンポラリー・インアクティブ・リストから解除された[9]。最終的に5試合に出場して打率.320、1本塁打、3打点、4盗塁を記録した[8]。
アメリカンフットボールではセイフティの役割を任され、4試合で6回のタックルを記録している[4]。
オフの9月30日にアメリカンフットボールからの引退と、これからは野球に専念することを発表した[5] 。そうした経緯もあり、オーストラリアン・ベースボールリーグに参加し、キャンベラ・キャバルリーに所属した[11]。37試合に出場して打率.207、3本塁打、9打点、9盗塁を記録した[12]。
2015年開幕前の1月28日にメジャーのスプリングトレーニングに招待された[13]。
開幕はA級ランシングで迎えた。4月6日に7日間の故障者リストに登録されたが、21日には解除された[9]。A級ランシングでは50試合に出場して打率.293、1本塁打、16打点、12盗塁を記録した[8]。6月25日にA+級ダニーデン・ブルージェイズへ配属された[14]。ここでは57試合に出場して打率.302、3本塁打、19打点、15盗塁を記録した[8]。
2016年開幕前の1月12日には前年同様にメジャーのスプリングトレーニングに招待された[15]が、3月12日にマイナーのキャンプに返された[16]。
開幕はA+級ダニーデンで開幕を迎えた[17]。4月10日に7日間の故障者リストに登録された[14]。5月2日に解除された[14]。6月10日の外野手のチームメイトと交錯した際に負傷し[18]、6月11日に7日間の故障者リストに登録されたが、6月22日に解除された[14]。同年は92試合に出場して打率.236、9本塁打、44打点、18盗塁を記録した[8]。
オフにアリゾナ・フォールリーグへ派遣され[19]、メサ・ソーラーソックスに所属した[20]。10月31日にアリゾナ・フォールリーグのオールスターに選出された[21]。23試合に出場し、打率.253、3本塁打、15打点、8盗塁を記録した[20]。また、11月18日にルール・ファイブ・ドラフトから阻止するためにメジャー契約を結んで40人枠入りした[22]。アリゾナ・フォールリーグ終了後にアリゾナ・フォールリーグのライジングスターに選出された[23]。
2017年3月17日にAA級のニューハンプシャー・フィッシャーキャッツへ配属され[24]、球団のプロスペクト上位30位[25]、MLBのプロステクト100人中70位で開幕をで迎えた[26]。ここでは33試合に出場して打率.325、3本塁打、11打点、9盗塁を記録した[8]。5月19日にダレル・セシリアーニが負傷したため[27]メジャーに昇格[28]し、同日のボルチモア・オリオールズ戦でメジャーデビューを果たし、2打数無安打だったが、守備ではJ.J.ハーディの本塁打級の打球を好捕している[29]。5月24日のミルウォーキー・ブルワーズ戦でロブ・スケーヒルからメジャー初安打を記録した[30]が、左有鈎骨を負傷したため、同日中に故障者リスト入りした[31]。この年メジャーでは4試合に出場した。
2018年は13試合に出場して打率.105、1打点、1盗塁を記録した。
2019年は16試合に出場して打率.179、1本塁打、1打点、2盗塁を記録した。
2020年8月20日にDFAとなった[32]。
パイレーツ時代
2020年8月27日にウェイバー公示を経てピッツバーグ・パイレーツへ移籍した[33]。
2021年4月21日にカアイ・トム(英語版)の加入に伴いDFAとなり[34]、25日にマイナー契約となった[35]。8月7日にメジャーに再昇格した[36]。
2022年4月24日にDFAとなり、5月1日に自由契約となった[37]。
ガーディアンズ傘下時代
2022年5月3日にクリーブランド・ガーディアンズとマイナー契約を結んだ[38]。
韓国・KT時代
2022年5月26日、韓国プロ野球のKTウィズと契約した事が発表された[39]。登録名は알포드(アルポドゥ)。同年はKTでレギュラーシーズン、ポストシーズンともに活躍し2023年の再契約を結んだ[40]が、同年シーズン終了後に自由契約となった。
詳細情報
年度別打撃成績
年
度 |
球
団 |
試
合 |
打
席 |
打
数 |
得
点 |
安
打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁
打 |
打
点 |
盗
塁 |
盗 塁 死 |
犠
打 |
犠
飛 |
四
球 |
敬
遠 |
死
球 |
三
振 |
併 殺 打 |
打
率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S
|
2017
|
TOR
|
4 |
8 |
8 |
0 |
1 |
1 |
0 |
0 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
3 |
0 |
.125 |
.125 |
.250 |
.375
|
2018
|
13 |
21 |
19 |
3 |
2 |
0 |
0 |
0 |
2 |
1 |
1 |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 |
0 |
9 |
0 |
.105 |
.190 |
.105 |
.296
|
2019
|
16 |
30 |
28 |
3 |
5 |
0 |
0 |
1 |
8 |
1 |
2 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
1 |
11 |
0 |
.179 |
.233 |
.286 |
.519
|
2020
|
13 |
16 |
16 |
3 |
3 |
0 |
0 |
1 |
6 |
3 |
3 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
7 |
0 |
.188 |
.188 |
.375 |
.563
|
PIT
|
5 |
13 |
12 |
2 |
3 |
0 |
1 |
1 |
8 |
4 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
1 |
0 |
.250 |
.308 |
.667 |
.974
|
'20計
|
18 |
29 |
28 |
5 |
6 |
0 |
1 |
2 |
14 |
7 |
3 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
8 |
0 |
.214 |
.241 |
.500 |
.741
|
2021
|
49 |
148 |
133 |
14 |
31 |
6 |
1 |
5 |
54 |
11 |
5 |
6 |
0 |
0 |
12 |
1 |
3 |
58 |
4 |
.233 |
.311 |
.406 |
.717
|
2022
|
2 |
4 |
4 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 |
.250 |
.250 |
.250 |
.500
|
KT
|
80 |
323 |
283 |
48 |
81 |
19 |
1 |
14 |
144 |
50 |
5 |
1 |
4 |
0 |
33 |
3 |
3 |
90 |
3 |
.286 |
.362 |
.509 |
.871
|
'22計
|
82 |
327 |
287 |
48 |
82 |
19 |
1 |
14 |
145 |
50 |
5 |
1 |
4 |
0 |
33 |
3 |
3 |
92 |
3 |
.286 |
.365 |
.505 |
.870
|
MLB:6年
|
102 |
240 |
220 |
25 |
46 |
7 |
2 |
8 |
81 |
20 |
11 |
6 |
0 |
0 |
16 |
1 |
4 |
91 |
4 |
.209 |
.275 |
.368 |
.643
|
KBO:1年
|
80 |
323 |
283 |
48 |
81 |
19 |
1 |
14 |
144 |
50 |
5 |
1 |
4 |
0 |
33 |
3 |
3 |
90 |
3 |
.286 |
.382 |
.509 |
.871
|
年度別守備成績
年 度 |
球 団 |
左翼(LF) |
中堅(CF) |
右翼(RF)
|
試
合 |
刺
殺 |
補
殺 |
失
策 |
併
殺 |
守 備 率 |
試
合 |
刺
殺 |
補
殺 |
失
策 |
併
殺 |
守 備 率 |
試
合 |
刺
殺 |
補
殺 |
失
策 |
併
殺 |
守 備 率
|
2017
|
TOR
|
3 |
2 |
0 |
0 |
0 |
1.000 |
- |
2 |
2 |
0 |
0 |
0 |
1.000
|
2018
|
7 |
11 |
0 |
0 |
0 |
1.000 |
1 |
1 |
0 |
0 |
0 |
1.000 |
3 |
2 |
0 |
0 |
0 |
1.000
|
2019
|
6 |
4 |
0 |
0 |
0 |
1.000 |
2 |
6 |
0 |
0 |
0 |
1.000 |
5 |
7 |
0 |
1 |
1 |
.875
|
2020
|
5 |
5 |
0 |
0 |
0 |
1.000 |
2 |
1 |
0 |
0 |
0 |
1.000 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
----
|
PIT
|
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
---- |
4 |
2 |
0 |
0 |
0 |
1.000 |
-
|
'20計
|
6 |
5 |
0 |
0 |
0 |
1.000 |
6 |
3 |
0 |
0 |
0 |
1.000 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
----
|
2021
|
32 |
56 |
1 |
0 |
0 |
1.000 |
6 |
5 |
0 |
1 |
0 |
.833 |
1 |
2 |
0 |
0 |
0 |
1.000
|
MLB
|
54 |
78 |
1 |
0 |
0 |
1.000 |
15 |
15 |
0 |
1 |
0 |
.938 |
12 |
13 |
0 |
1 |
1 |
.929
|
記録
- MiLB
- MLB
背番号
- 30(2017年 - 2020年8月19日)
- 6(2020年9月1日 - 2022年5月1日)
- 25(2022年6月8日 - 2023年)
代表歴
脚注
- ^ Jim Callis (2018年10月15日). “Rangers' AFL contingent includes Minors' K-rate king” (英語). MLB.com. 2022年6月27日閲覧。
- ^ USA Baseball Alumni: Players (Since 1984) USABaseball.com: The Official Site of USA Baseball: Home (英語) 2017年5月26日閲覧
- ^ Mitch Stephens (July 16, 2012). “MaxPreps 2011-12 Boys Athlete of the Year: Anthony Alford of Petal”. maxpreps.com. May 26, 2017閲覧。
- ^ a b c Hugh Kellenberger (September 30, 2014). “Anthony Alford is leaving the Ole Miss program” (英語). Clarionledger.com. May 26, 2017閲覧。
- ^ a b c John Lott (October 1, 2014). “Toronto Blue Jays prospect Anthony Alford gives up football, will start immediately to catch up on baseball” (英語). Sports.nationalpost.com. May 26, 2017閲覧。
- ^ Toronto Blue Jays 2012 Draft Selections
MLB.com (英語) 2017年5月26日閲覧
- ^ a b Gulf Coast League Transactions MiLB.com (英語) (2012年6月18日) 2017年5月26日閲覧
- ^ a b c d e f g h i j Anthony Alford stats MiLB.com (英語)
- ^ a b c d e f g Midwest League Transactions MiLB.com (英語) (2012年6月23日) 2017年5月26日閲覧
- ^ Appalachian League Transactions MiLB.com (英語) (2014年4月1日) 2017年5月26日閲覧
- ^ 2014-15 Cavalry Roster Announced ABL.com (英語) (2014年10月22日) 2017年5月26日閲覧
- ^ Anthony Alford stats ABL.com (英語)
- ^ Blue Jays Transaction MLB.com (英語) (2015年1月28日) 2017年5月26日閲覧
- ^ a b c d Florida State League Transactions MiLB.com (英語) (2015年6月25日) 2017年5月26日閲覧
- ^ “Blue Jays Invite 14 to Spring Training” (英語). Bluebirdbanter.com (January 12, 2016). May 26, 2017閲覧。
- ^ “Ben Nicholson-Smith on Twitter” (英語). Twitter (March 12, 2016). May 26, 2017閲覧。
- ^ Mike Rosenbaum (April 7, 2016). “Where the Blue Jays' Top 30 prospects are starting the season” (英語). MLB.com. May 26, 2017閲覧。
- ^ Brendan Kennedy (June 11, 2016). “Blue Jays’ top prospect Anthony Alford suffers concussion” (英語). The Star.com. May 26, 2017閲覧。
- ^ “2016 Arizona Fall League Rosters” (英語). Baseball America (August 31, 2016). May 26, 2017閲覧。
- ^ a b Anthony Alford Baseball Reference (Minors) (英語)
- ^ Jonathan Mayo (October 31, 2016). “Fall Stars Game rosters include 16 Top 100 prospects” (英語). MLB.com. May 26, 2017閲覧。
- ^ Gregor Chisholm (November 18, 2016). “Blue Jays protect Urena, Alford from Rule 5 Draft” (英語). MLB.com. May 26, 2017閲覧。
- ^ Braydon Holmyard (November 21, 2016). “Arizona Fall League wrap: Alford among top Blue Jays performers” (英語). Sportsnet. May 26, 2017閲覧。
- ^ Eastern League Transactions MiLB.com (英語) 2017年5月26日
- ^ “MLB 2017 Prospect Watch” (英語). MLB.com. May 26, 2017閲覧。
- ^ Joe Trezza (January 28, 2017). “Vlad Jr. leads four Blue Jays prospects on Top 100 list” (英語). MLB.com. May 26, 2017閲覧。
- ^ Blue Jays call up OF prospect Alford MLB.com (英語) (2017年5月19日) 2017年5月26日閲覧
- ^ Blue Jays Transaction MLB.com (英語) (2017年5月19日) 2017年5月26日閲覧
- ^ Prospect Alford goes 0-for-2 in MLB debut MLB.com (英語) (2017年5月20日) 2017年5月26日閲覧
- ^ Morales' 447-foot HR leads Blue Jays to win MLB.com (英語) (2017年5月24日) 2017年5月26日閲覧
- ^ Goins' slam guides Blue Jays past Crew MLB.com (英語) (2017年5月24日) 2017年5月26日閲覧
- ^ Connor Byrne (2020年8月20日). “Blue Jays Designate Anthony Alford” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月21日閲覧。
- ^ “Pirates Claim Anthony Alford” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月27日閲覧。
- ^ Steve Adams (2021年4月21日). “Pirates Claim Ka’ai Tom, Designate Anthony Alford For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月11日閲覧。
- ^ Mark Polishuk (2021年4月25日). “Minor MLB Transactions: 4/25/21” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月11日閲覧。
- ^ “Pirates Designate Erik Gonzalez, Select Anthony Alford”. MLB Trade Rumors. 2022年2月25日閲覧。
- ^ “Anthony Alford Elects Free Agency” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年5月4日閲覧。
- ^ “Guardians Sign Anthony Alford To Minor League Contract” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年5月4日閲覧。
- ^ “kt wiz, 라모스 대체로 앤서니 알포드 영입” (朝鮮語). Yellow Journalism. 2022年5月26日閲覧。
- ^ https://newsis.com/view/?id=NISX20221208_0002116324&cID=10502&pID=10500
関連項目
外部リンク