「アンコ椿は恋の花」(アンコつばきはこいのはな)は、1964年10月5日に発売された都はるみの3枚目のシングル。
解説
都はるみにとって初めてのヒット曲であり、ミリオンセラーとなった。また、都はこの曲で第6回日本レコード大賞の新人賞を受賞した[注釈 1]。1990年時点での売上は130万枚[1]。
都が引退舞台とした1984年の『第35回NHK紅白歌合戦』において、番組本放送終了後、都を送るべく出場歌手全員によってこの曲が合唱された。この10年後の1994年に『思い出の紅白歌合戦』で同紅白が再放送された際、その模様も特典映像として放送された。
都にとって5年ぶりの復帰ステージとなった1989年の『第40回NHK紅白歌合戦』では、この年から導入された2部制の第1部の大トリとしてこの曲を歌唱、都が紅白でこの曲を歌うのは初めてだった。
「アンコ」
この歌は伊豆大島を舞台にした楽曲で、波浮港も登場する。表題中の「アンコ」とは、あんこのことではなく、伊豆大島のことばで元来は目上の女性を指し、「お姉さん」の訛った語とされている[2]。
本曲の歌碑が波浮港近傍に2000年に建立され、それを記念して同年7月26日に「伊豆大島波浮港開港200周年記念 都はるみコンサート」が開催された[3][4]。当時は伊豆諸島北部群発地震の最中であり、同日夜にも震度1の微震が発生。一時はコンサートの中止も検討したが、新島村長からの要望もあり予定通り開催された[5]。
収録曲
- アンコ椿は恋の花(3分58秒)
- 恋でゴザンス港町(3分25秒)
カバー
映画
1965年4月10日、松竹により同名の映画が公開された。
キャスト
スタッフ
脚注
注釈
出典
関連項目