この旗はアンギラの3番目の旗である。イギリスの植民地だったアンギラはかつて独自の旗を持たず、1967年にセントクリストファー島(セントキッツ島)、ネイビス島とともにイギリス自治領セントキッツ・ネイビス・アンギラとなったが、セントクリストファー島の自治領政府に対して反乱を起こし独立を宣言した後、アンギラ共和国最初の国旗を制定した。これは赤い旗の中央に青い円がありその中に二人の人魚と間に貝を配し、その上下に黄色い字で「REPUBLIC OF ANGUILLA」(アンギラ共和国)と書いたものだった。この旗には、国名を書かなかったり赤の代わりに紫を使うなど様々な派生形もある。
しかしこの旗は不評であり、新たに Arline and Marvin Oberman のデザインにより、白地の旗で下部に青い水平の帯を置き、上の中央に三頭の金色のイルカをあしらった二番目の国旗が制定された。これは現在でも島の各地に見られるほか、現在のアンギラの紋章にも使われている。