アルマンティエール (Armentières)は、フランス、オー=ド=フランス地域圏、ノール県のコミューン。
地理
リス川が流れる。リールの北西14kmほどの地点にあり、ベルギーと国境を接する。コミューンは、かつてあったユリの群生する広大な沼地の中につくられた。
歴史
1668年、ルイ14世は低地地方への遠征の結果、ヨーロッパの心臓部に位置するアルマンティエールを、エクス・ラ・シャペル条約によって獲得し、かつての州、フランドル・フランセーズの一部とした。これにより、ブルゴーニュ公国、そしてスペイン王国の宗主権は失われた。
19世紀に産業革命がやってくると、水の豊富なアルマンティエールはシテ・ド・ラ・トワレ(Cité de la Toile)と呼ばれる有名な紡績と織物の町となった。同時にビール醸造も盛んであった。
1903年には46日間のストライキが行われ、ストライキ参加者が町を包囲した。ストライキの主旨である、1日あたり1.5フランの賃上げ要求は拒否された。織物業労働者たちは『革命万歳!給料または死を!』とスローガンを掲げた。同年9月30日、6000人あまりのストライキ参加者らが街頭へ繰り出し、商店の品物を放り投げ、雇用主の資産を荒らした。
アルマンティエールは、2度の世界大戦とその後遺症に非常に苦しめられた。コミューンは自治体としてレジオン・ドヌール勲章を授かっている。
1960年代に織物業界は不況に見舞われ、現在コミューン経済の業種は多様化した。ビールの醸造所は現在インベブ傘下となっている。
人口統計
1962年
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1968年
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1975年
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1982年
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1990年
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1999年
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2006年
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2011年
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25248
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26916
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26346
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24834
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25219
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25273
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24836
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25704
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参照元:1999年までEHESS[1]、2004年以降INSEE[2][3]
姉妹都市
出身者
脚注
外部リンク