アルガザンス

アルガザンス
Alghazanth
出身地  フィンランド 中央スオミ州
中央スオミ県 ユヴァスキュラ郡
ユヴァスキュラ
ジャンル シンフォニックブラックメタル
活動期間 1995年 - 2018年
レーベル ウッドカット・レコード
サウンドホリック
公式サイト www.alghazanth.com
メンバー タスモルグ (ベースボーカル)
ゴラス・ムーンソーン (ドラムス)
モーダント (ギター)
ヴェクスド (ギター)
旧メンバー ネビロス (ボーカル)
ゴート・トーメンター (ベース、ボーカル)
ヴェイルロス (ギター)
インフェクション (ギター)
グリモート (ギター)
ドレミノック (ベース)
メルコーア (ベース)
プロメタ (ベース)
アンティ・シモネン (キーボード)
エクホルム (キーボード)

アルガザンス (Alghazanth)は、フィンランドシンフォニックブラックメタルバンド

略歴

1995年9月にヴェイルロス (G)とゴラス・ムーンソーン (Ds)の2人で結成。結成後すぐには目立った活動はできず、タスモルグ (G、Vo)、ドレミノック (B)が加入。アンティ・シモネン (Key)がセッションメンバーとして参加するようになる。この加入によって活動を本格化する。1996年に、1stデモ『Behind the Frozen Forest』をリリース。リリース後、ドレミノックが脱退し、タスモルグがベースを兼任するようになる。また、アンティ・シモネンが正式メンバーとして加入する。1997年に2ndデモ『Dim is the Moon's Light』、3rdデモ『Promo '97』をリリース。3rdデモがきっかけで、フィンランドインディーズレーベルウッドカット・レコードと契約する[1]

1999年に1stアルバム『Thy Aeons Envenomed Sanity』をリリースしデビュー。リリース後、タスモルグがギターに専念することとなったため、ネビロス (Vo)、メルコーア (B)が加入。2000年に2ndアルバム『Subliminal Antenora』をリリース。同アルバムレコーディング中に、メルコーアが脱退。レコーディングのベースパートは、ヴェイルロスとタスモルグが担当した[2][注釈 1]ベーシストフューネリス・ノクターナムのグリモート (B)が参加して、2001年に3rdアルバム『Osiris - Typhon Unmasked』をリリース。同アルバムは、サウンドホリックから日本盤がリリースされ、日本デビューを果たした。また、同年にはヴェイルロスが脱退しインフェクション (G)が加入[1]。また、2002年にパーマネントベーシストとして、プロメタ (B)が加入するもすぐに脱退。再びグリモート (B)が参加して、2004年に4thアルバム『The Polarity Axiom』をリリース。

2005年にアンティ・シモネンが脱退しエクホルム (Key)が加入。またゴート・トーメンター (B、Vo)が加入。2006年になって、インフェクションが脱退し、セッション・ベーシストとして参加していたグリモートがギタリストとして正式に加入する。2008年に5thアルバム『Wreath of Thevetat』をリリース。タスモルグがギターに加えて、バックボーカルを担当するようになり、2011年に6thアルバム『Vinum Intus』をリリース。リリース後、ゴート・トーメンターが脱退した。そのため、初期にメインボーカルをとっていたタスモルグが再びメインボーカルを兼任することとなった。

その後、2013年にモーダント (G)が加入[3]。この加入に伴い、タスモルグがギターからベースに転向した[3]。同年末に、7thアルバム『The Three-Faced Pilgrim』をリリース。2014年にグリモートが脱退し、ヴァルチャーがライヴミュージシャンとして参加するようになった。

2017年2月中旬にエクホルムも脱退が発表された[4]。脱退の理由は、バンド活動に対するモチベーションが低下してしまったためである[4]2018年3月に8thアルバム『Eight Coffin Nails』をリリースする[5]。またこの際、ヴェクスド (G)が加入していることが明らかにされた[6]。また、加えてトロルホーン(フィントロール等)が、セッションキーボーディストとして参加した[7]。なお本アルバムは、リリース前から「final full-length album」とされ、アルガザンス最後の作品となることが予告されていた[8]。リリース後、元メンバーのアンティ・シモネンが参加して、最期のライヴツアーを敢行し[7]2018年6月9日に地元ユヴァスキュラのワームウッド・MCでのライヴをもって解散した。

メンバー

解散時のメンバー

加入時は、ギター兼ボーカルであった。ドレミノック脱退後、ベースも兼任するようになる。デビュー後、ギターに専念。6thアルバムからギターに加えてバックボーカルを兼任するようになった。2011年のゴート・トーメンター脱退後、再びメインボーカルをとることになった。更に、2013年にモーダントが加入すると、ギターからベースに転向した[3]
  • モーダント (Mordant) - ギター
  • ヴェクスド (Vexd) - ギター
  • ゴラス・ムーンソーン (Gorath Moonthorn) - ドラムス

旧メンバー

  • ネビロス (Nebiros) - ボーカル
  • ゴート・トーメンター (Goat Tormentor) - ベース、ボーカル
スワロー・ザ・サンフューネリス・ノクターナムエンター・マイ・サイレンスバレン・アースでも活動。
  • ヴェイルロス (Veilroth) - ギター
フューネリス・ノクターナムでも活動。
  • インフェクション (Infection) - ギター
  • グリモート (Grimort) - ギター
2001年から2005年にかけて、断続的にセッションベーシストとしてバンドに関わっていた。2006年ギタリストとして正式に加入する。フューネリス・ノクターナムでも活動。
  • ドレミノック (Dreminoc) - ベース
  • メルコーア (Melchor) - ベース
  • プロメタ (Prometha) - ベース
  • アンティ・シモネン (Antti Simonen) - キーボード
  • エクホルム (Ekholm) - キーボード

セッションメンバー

  • ヴァルチャー (Wulture) - ギター
2014年のグリモート脱退を受けてライヴにセッション参加した。
  • アンティ・シモネン (Antti Simonen) - キーボード
元正式メンバー。2018年の解散ツアーの際にライヴセッションとして参加した。

タイムライン

ディスコグラフィー

シングル・スプリット・デモ

  • 1996年 Behind the Frozen Forest (Demo)
  • 1997年 Dim is the Moon's Light (Demo)
  • 1997年 Promo '97 (Demo)
  • 1998年 The Blackened Rainbow (Throes of Dawn、Enochian Crescent、Ravenduskとのスプリット)
  • 2008年 The Phosphorescent (Single)
  • 2013年 AdraMelekTaus (EP)

注釈

  1. ^ 『Osiris – Typhon Unmasked 』のライナーノーツでは、フューネリス・ノクターナムのグリモート(後にギタリストとして正式加入)が担当したと記載されている。

参考文献

  1. ^ a b 『Osiris - Typhon Unmasked』ライナーノーツより
  2. ^ DISCOGRAPHY|Alghazanth
  3. ^ a b c http://www.alghazanth.com/?p=509 2013年9月13日閲覧。
  4. ^ a b Near-news & literature / 12.3.2017 2017年8月5日閲覧。
  5. ^ Eight Coffin Nails heading your way on March 31st / 16.1.2018 2018年1月21日閲覧。
  6. ^ Alghazanth – Eight Coffin Nails 2018年1月21日閲覧。
  7. ^ a b 7.3.2018 Old blood on stage 2018年7月28日閲覧。
  8. ^ 13.1.2018 The funeral album has been completed

外部リンク