アリエル・ドンバール(Arielle Dombasle,1953年4月27日 - )は、アメリカ合衆国コネチカット州出身の女優・歌手。フランス語とスペイン語を流暢に話し、主にフランス映画で活躍している。『レディ・ブルー 愛欲』では、脚本、監督もこなす。その後もジャン・コクトーの『阿片』を原作とした映画やアーシア・アルジェントらが出演した映画で脚本・監督を務める。
略歴
絹織物の企業家Jean-Louis Melchior Sonnery de Fromentalを父に、Francion Garreau-Dombasleを母に、次女として生まれる。母方の祖父モーリス・ガロー=ドンバールは、1943年から1946年までフランスの駐メキシコ特命全権大使を務めた人物で、シャルル・ド・ゴールと親しかった。母方の祖母ジェルメーヌ・マセットは作家であり、ラビンドラナート・タゴールの作品をフランス語に翻訳して紹介した人物である[1]。祖母は、レイ・ブラッドベリ(長編『ハロウィーンがやってきた』をジェルメーヌ・マセットに捧げている)、ポール・クローデル、オクタビオ・パス、ルフィーノ・タマヨといった多くの芸術家たちと交友関係にあった。
母が若くして亡くなったため、母方の祖父母の元メキシコで育った。
1973年、アレハンドロ・ホドロフスキーの『ホーリー・マウンテン』に出演。
1976年、フランスへ渡り、コンセルヴァトワールで歌唱と踊りを学んだ。
エリック・ロメールの『海辺のポーリーヌ』などに出演して人気を博す。
1993年、フランス人哲学者・作家のベルナール=アンリ・レヴィと結婚した。
1998年は、ウズベキスタン映画『Bo Ba Bu』に出演した[2]。
2000年代は歌手活動が順調で、オペラとダンスミュージックをクロスオーバーさせた1作目のアルバムがヒットした。その後、自らのルーツでもあるラテン音楽にチャレンジした3作目のアルバムは世界的なヒットを記録した。近年はクラシックとラテンのアルバムを交互にリリースしている。
2007年、クレージー・ホース・キャバレーの舞台に立ちショーを公演。
レジオンドヌールを受章。[3]
主な出演作品
映画
テレビ
歌手活動(アルバム)
- 「Liberta」(2000)
- 「Extase」(2002)
- 「Amor Amor」(2004)
- 「C'est si bon」(2006)
- 「Glamour a mort」(2009)
- 「Diva Latina」(2011)
- 「ARIELLE DOMBASLE by ERA」(2013)
脚注
- ^ Who’s Who in France, 1re édition, 1953-1954.
- ^ imdb-Bo Ba Bu
- ^ https://www.afpbb.com/articles/-/2188995?pid=1382283
外部リンク