アブドゥッラティーフ(Abudallah al-Ratikh、生年不詳 - 1670年)は、今の中国西北部新疆ウイグル自治区にあったヤルカンド・ハン国の第11代ハン。
概要
ヨルバルスの子供で、アブドゥッラーの孫。カシュガルの総督だった。ヨルバルスがジュンガルのセンゲ(英語版)の手の者に殺されると、アブドゥッラティーフが白山党(中国語版)に担ぎ出されて即位した。白山党と対立する黒山党(中国語版)はアブドゥッラティーフの叔父のイスマーイールを支持し、アブドゥッラティーフは白山党と一緒にカシュガルから逃げた。1670年、イスマーイールの手の者に兄弟と一緒に殺された。