アフガニスタンの国旗(アフガニスタンのこっき)は、2024年8月末時点で2種類の国旗が使用されている。一つはアフガニスタン国内で使用されるアフガニスタン・イスラム首長国の国旗であり、もう一つはアフガニスタン国外で使用されている旧アフガニスタン・イスラム共和国の国旗である。アフガニスタン戦争の影響等があり、アフガニスタンの国旗は20世紀に多くの変遷を遂げてきた[2]。
2021年ターリバーン攻勢により、アフガニスタンではアフガニスタン・イスラム共和国(以下、共和国と表記)が崩壊し、ターリバーンが率いるアフガニスタン・イスラム首長国(以下首長国)が国内における唯一の政府となった。
カーブルが陥落した2021年8月15日、ターリバーンは共和国が使用していた国旗に代わる新国旗を制定した。そして2022年3月20日、首長国政府は共和国政府が使用していた旧来の国旗の使用を禁止する法令を発効し、共和国時代の国旗はすべての政庁から取り除かれた[3]。
だが一方で、国際連合を始めとする国際機関やアフガニスタン以外の国家は共和国政府消滅後も首長国政府を依然として政府承認していないため、それらの機関・国家では共和国時代の国旗が引き続き「アフガニスタンの国旗」として使用されている。日本も同様で、外務省のホームページでは2024年9月時点でも共和国政府の国旗を「アフガニスタンの国旗」として紹介している[4]。
アフガニスタン・イスラム首長国(アフガニスタン・イスラムしゅちょうこくのこっき)は、白地にシャハーダや国名が描かれた旗である。
白地で、上段に大きくイスラム教の五行のひとつであるシャハーダ(信仰告白)の文句である「アッラーのほかに神はなく、ムハンマドはアッラーの使徒」がアラビア語で、下段に小さく「アフガニスタン・イスラム首長国(د افغانستان اسلامي امارت)」の国名がパシュトゥン語で書かれている。
アフガニスタン・イスラム共和国の国旗(アフガニスタン・イスラムきょうわこくのこっき)は、黒、赤、緑の縦三色の中央に国章を配した旗。
中央の紋章にはイスラム教の五行のひとつであるシャハーダ(信仰告白)「アッラーのほかに神はなく、ムハンマドはアッラーの使徒」とモスクなどが描かれ、それらを麦の穂と剣で囲んでいる。
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