アトリエフォンテーヌは、東京都港区にあった小劇場演劇ミュージカルの劇場である。
概要
1974年に開場し、客席は可動式のパイプ椅子。109席。作曲家のいずみたくが「日本にミュージカルを定着させたい。そのためには自分で上演出来る場所が欲しい」という思いから、自社ビルの地下に作った劇場[1] 。杮葺落公演は東京キッドブラザースのミュージカル「ザ・シティー」。いずみたく自身による杮葺落公演は1976年1月22日からのロングラン公演の黒柳徹子・島田裕子による即興音楽劇「二重唱」。この「二重唱」のテーマ曲は後にテレビ番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系列)のオープニング曲となった。
いずみたくによるミュージカル公演のほか、貸し劇場として稼働していたが、建物の老朽化により、2012年6月のミュージカルカンパニー イッツフォーリーズ劇団企画公演「歌のことづて」で閉館となった[2]。
脚注
出典
- ^ スポーツニッポン(1974年4月17日)『音楽業界初 スタジオ・フォンテーヌ完成』]
- ^ “麻布十番の劇場「アトリエフォンテーヌ」35年の歴史に幕”. 六本木経済新聞. (2012年6月28日). https://roppongi.keizai.biz/headline/2702/ 2020年1月6日閲覧。