アクタン島 (アクタンとう、Akutan Island、アレウト語: Akutanax̂[1])は、アメリカ合衆国のアラスカ州にある島。アリューシャン列島のフォックス諸島の一部をなす。長さ約30 km、面積334.13 km2。1979年に大規模な溶岩噴火を起こしたアクタン山(英語版)がある。2010年アメリカ合衆国国勢調査(英語版)によると、人口は1027人で、全員が島の東端に近いアクタン(英語版)に住んでいる。
1768年に、ピョートル・クレニツィン(英語版)とミハイル・レヴァシェフ(英語版)によってアレウト語の地名としてアクタンの名前が報告された。1785年にはジェームズ・クックにより Acootan と綴られている。R・H・ゲオゲガンによると、アレウト語で「しくじった」を意味する "hakuta" に由来するという。
第二次世界大戦中、日本軍の零式艦上戦闘機が島内に不時着した。戦闘機は米軍に鹵獲され、アクタン・ゼロと名付けられた。
参考文献
- ^ Bergsland, K. (1994). Aleut Dictionary. Fairbanks: Alaska Native Language Center
座標: 北緯54度07分41秒 西経165度55分05秒 / 北緯54.12806度 西経165.91806度 / 54.12806; -165.91806