ゆうしお (潜水艦)

ゆうしお
基本情報
建造所 三菱重工業神戸造船所
運用者  海上自衛隊
艦種 通常動力型潜水艦
級名 ゆうしお型
艦歴
計画 昭和50年度計画
発注 1975年
起工 1976年12月3日
進水 1979年3月29日
就役 1980年2月26日
1996年8月1日(特務潜水艦に種別変更)
除籍 1999年3月11日
要目
排水量 基準 2,200t
満載 2,900t
全長 76.0m
最大幅 9.9m
深さ 10.2m
吃水 7.4m
機関 ディーゼル・エレクトリック方式
川崎/MAN V8V 30AMTLディーゼルエンジン × 2基
SG-4B発電機 × 2基
SM-4C電動機 × 1基
蓄電池 × 480個
出力 水上 3,400PS
水中 7,200PS
推進器 5翼スクリュープロペラ × 1軸
速力 水上 12kt
水中 20kt
潜航深度 400m程度
乗員 80名
兵装 HU-603 533mm魚雷発射管 × 6門
C4ISTAR ZYQ-1 潜水艦指揮管制装置
レーダー ZPS-6(水上)
ソナー ZQQ-3(統合式)
SQS-36J(アクティブ)
探索装置・
その他装置
潜望鏡
電子戦
対抗手段
ZLA-6 ECM
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ゆうしおローマ字JS Yushio, SS-573ATSS-8006)は、海上自衛隊潜水艦ゆうしお型潜水艦の1番艦。艦名は夕方に満ちる潮の意の夕潮から由来する。

艦歴

「ゆうしお」は、第4次防衛力整備計画に基づく昭和50年度計画2,200トン型潜水艦8088号艦として、三菱重工業神戸造船所で1976年12月3日に起工され、1978年4月10日に命名、1979年3月29日に進水、1980年2月26日に就役し、第1潜水隊群第6潜水隊に編入されに配備された。

1981年3月5日、第1潜水隊群隷下に新編された第1潜水隊に同日就役の「もちしお」とともに編入。

1984年5月12日午前2時頃、室戸岬南方沖で潜望鏡により航行中、兵庫県東播磨港へ航行中のインド船籍の鉱石運搬船サティア・カイラシュ(42,198トン)の船底部に接触しソナー内蔵タンク外板を損傷する事故を起こす。

1996年8月1日、特務潜水艦に種別変更され、艦籍番号がATSS-8006に変更、第1潜水隊群直轄艦となる。

1999年3月11日、除籍された。除籍までの総航程は253,939.1海里、潜航時数は31,956時間37分、潜航回数は1,452回、スノーケル時数は6,476時間34分、沈座回数は106回であった。

脚注

参考文献

  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)
  • 『世界の艦船 増刊第665集 海上自衛隊潜水艦史』(海人社、2006年)

関連項目