ふっくは、NHK福岡放送局が初めて制定した独自マスコットキャラクター。
概要
コンセプトは、「ふくおかをカンガェル〜」。ということで、カンガルーをモチーフにしている。まだ育児嚢からは完全に出られないオスの“ジョーイ”で、好奇心旺盛、また福岡らしいキャラクター付けが成されている。
九州・沖縄管内では、同じ県内の北九州局が“北九さん”やリリー・フランキー作の“ハレピョン”を世に送り出したほか、佐賀局がおにぎりをモチーフにした“ギュッとくん”、長崎局が“カステラ猫 ふわりちゃん”を、宮崎局が“ファイトくん”を、沖縄局が伝統菓子をモチーフにした“さあたあちゃん”を、それぞれ制定している。こうした流れに取り残されまいと、福岡局が天神から六本松に移転して20年になったことを機に2012年10月制定され、月末の局イベントでお披露目された[1]。
デザインは“くまモン”にも関わった小山薫堂の友達・水野学が手掛けたため、体形が“くまモン”の特徴にやや似ている。またテーマ曲まで存在しており、栗コーダーカルテットが演奏、バンドを率いる栗原正己が作曲した[2]。さらには「ふっくダンス」まで作られ、“カンガールズ”なる福岡局の若手女性職員が振り付け・実演を担当。プロバスケットボールチーム・ライジング福岡のホームゲームをNHK福岡が中継した際には、何と公式チアダンスチーム「RFC」と一緒に踊り、場内の笑いを誘っていた[3]。
これ以外にも、『ぐるっと8県 九州沖縄』の福岡局県枠で木曜日アシスタントを務めるほか、2013年からは不定期制作の冠番組が始められた。
ふっくTV
ふっくTV ふくおかをカンガェル〜(ふっくてぃーヴぃー ふくおかをかんがぇるー)は、NHK福岡放送局が2013年1月に開始した、不定期単発番組である。第2回目以降は、NHK北九州放送局でも本放送を同時ネットで放送されている。
ふっくと『熱烈発信!福岡NOW』キャスター・佐々木理恵が、エリア内の様々な疑問を現場に直接出向いて調べていく。ただ、第5回目以降の放送がある場合は、『はっけんTV』でふっくと共演する武藤麻美に交代した。公式サイトでは既にそのコンビで素材収録が1本終わっているものの、編集の都合から第4回で放送できなかった旨が告知されている。
また福岡局管内では、EPGで番組として扱われるフィラーの形で、各項目を2分に纏めた『ふっくTVミニ』が随時放送されている。この『ふっくTVミニ』は公式サイトでも公開されている。
最初の2回はふっくは子どもなのですぐにおなかが空くが、佐々木に「まだ早いよぉ〜」とあしらわれる。そこから、いろいろと話が展開するというのが、一つの流れとして成立している。特に第2回はヤフオク!ドームを舞台として、大掛かりなストーリーになった。3回目以降は演出が変わっている。
脚注
外部リンク