株式会社かんの屋は、福島県郡山市に本社を置く菓子製造販売メーカー。主力商品として、家伝ゆべしやくるみゆべしがある他、純米煎餅、会津あかべぇサブレーなど、洋菓子を含む様々な菓子類を製造、販売する。
三万石や柏屋などとともに、郡山を代表する菓子メーカーの一つとして知られる[1][2]。
沿革
- 1860年 - 菅野文助、城下町三春に於いて「菅野屋」の名で柚餅子の製造を始める[3]
- 1961年 - 郡山店(郡山駅前)開店
- 1962年 - 株式会社へ組織変更
- 1972年 - 本社工場完成(郡山市西田町)
- 1976年 - 郡山インター店開店
- 1982年 - 本店文助開店(郡山市西田町)
- 1992年 - かんの郡山ビル完成
- 1998年 - 三春インター店開店
- 2002年 - 株式会社梅桃桜三春工場完成(田村郡三春町)
- 2005年 - 郡山駅おみやげ館開店、郡山八山田店開店
- 2007年 - 仙台駅エスパル店開店
- 2010年 - いわき谷川瀬店開店
- 2011年
- 2012年 - 福島駅エスパル福島店開店
- 2020年 - かんのやSNS「ふくしま四姉妹」開設
家伝ゆべし
かんのやの主力商品のゆべし。鶴が翼を広げた姿にも見える独特の形をしており、これは三春城(別名:舞鶴城)主の田村義顕の祖先である坂上田村麻呂が2羽の丹頂鶴に育てられたという故事に由来する[4]。
通常の「家伝ゆべし」はこしあんが包まれたものが販売されているが、春には「家伝ゆべし さくらあん」、初夏は「家伝ゆべし 抹茶あん入り」、秋は「家伝ゆべし 栗入りあん」、冬は「家伝ゆべし 柚子入りあん」が販売される[5]他、会津山塩あん入り[6]といった地域の名物を生かしたものも用意されている。
脚注
関連項目
外部リンク