『あくありうむ。』(AQUARIUM)は、エンターグラムより2022年10月27日に発売されたゲームソフト[2]。内容は貴族・テオと新人メイド・あくあの身分差を越えた恋愛を描いた恋愛アドベンチャーゲーム[3]。
バーチャルYouTuberグループ・ホロライブの湊あくあが主演とプロデュースを務める作品で、2021年1月28日に開催された湊のソロライブ「あくあ色 in わんだ〜☆らんど♪」にて制作が発表され、2022年6月10日に実施された制作発表記者会見にてタイトルとジャンルが発表された[3]。2022年9月15日には、体験版の配信が開始された[4]。
2023年10月26日に『あくありうむ。for Windows』が発売された。[1]
2024年3月には、続編となる完全新作ゲームの制作が発表された[5]が、2024年8月28日に湊あくあがホロライブを卒業するため、製作の中止が発表された。「あくありうむ。」の販売は継続[6]。
登場人物
主要人物
- テオ=フランソワ
- 本作の主人公。名門貴族「フランソワ家」の長男。あくあとマリンからは「ご主人様」と呼ばれる。他者に対しては、常に丁寧体で話す。10年前に患った熱病の影響で当時の記憶の一部を失っており、それを取り戻そうとしているかように、仲よくなった少女と喧嘩別れした記憶を就寝中に悪夢としてたびたび見ている。
- 湊あくあ
- 本作のメインヒロイン。物語の序盤でフランソワ家に入った、テオ専属のメイド。おっちょこちょいな性格で、よく仕事でミスをする。マリンの後輩だが、彼女とはタメ口で話し合い「マリン」「あくたん」と呼び合う仲である。その正体はテオが幼少期に喧嘩別れした少女・みなとその人だが、テオには気づかれていない。
- 宝鐘マリン
- フランソワ家に仕えるメイド。メイドとしての腕は一流で、あくあが入る前はフランソワ家の家事を一人で担っていた。テオを弄ることを生き甲斐としており、体を使って彼を誘惑して「出航」なる行為を迫ることがある。
- 白上フブキ
- テオの姉。テオからは「姉さん」、あくあとマリンからは「お嬢様」と呼ばれる。不在の両親に代わり、フランソワ家を取り仕切っている。剣術に優れており、「白銀の狼」の通り名を持つ。辛いものが好きで、料理は必ず「デーモンソース」というホットソースをかけてから食する。
その他の人物
- NEKO
- 湊あくあ本人がデザインしたキャラクター[7]。本作では、普通のネコ(動物としてでは無い)として登場する[8]。
- テオの父
- フランソワ家の現在の当主。テオが幼いころに家督争いで兄を家から追放した。作中の時間軸では、辺境の地にて妻と共に反体制派と戦っている。
- テオの伯父
- テオの父の兄。粗暴な性格で、いつも偉そうにテオの父に指図していたため、彼を含む身内からは煙たがられていた。テオの父によって家から追放された後も、彼の統治をよしとせず反体制派を率いて抵抗を続けている。
主題歌
- 「未だ、青い[9]」
- 湊あくあによるオープニングテーマ。作詞・作曲・編曲はじん。
- 「カシオペア[10]」
- 湊あくあによるエンディングテーマ。作詞・作曲・編曲はハム。
制作
本作は、湊あくあが自身のYouTubeチャンネルの登録者数が100万人を突破した際に、その記念に要望を一つ叶えることをホロライブの運営から提案され、それに「ゲーム作りたいです」と返したことから制作が決定した[8]。ゲームジャンルは湊が幼少期からプレイしていて制作のイメージがしやすい美少女ゲーム(恋愛アドベンチャーゲーム)が選ばれ、シナリオは湊が考案した『ロミオとジュリエット』のようなイメージをベースにエンターグラムによって制作された[8]。作画ははねこと[11]、SDイラストはむーらん[12]、ゲーム本編のBGMはハムが手掛けた[13]。
タイアップ
- この素晴らしい世界に祝福を!〜呪いの遺物と惑いし冒険者たち〜
- コラボレーションキャンペーンとして、2022年8月20日と8月21日にベルサール秋葉原にて開催されたサブカルチャーフェス「アキバヤバイ2022」にて「あくあ×アクア コラボうちわ」が配布された[14]。
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
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脚注 |
- ^ 2024年10月1日をもって定常的な活動を終了したが、所属タレントとして継続して在籍している。
- ^ IRySが所属する「Project:HOPE」とセレス・ファウナ以下4名による「Council」が統合された。
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